■2018年09月05日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
定年を迎えても、 「生活のペースを変えると ますます年寄りくさくなってしまうから、 できるだけ現役の頃と変わらない暮らしをキープしよう」 と、勤めていた頃と同じような消費生活を続ける人や、 そうとは意識しないで、つい買い過ぎてしまう人がいます。 でも、身の丈に合わない生活スタイルは修正したほうが、 快適に過ごせるのではないでしょうか。 子どもが小さかった頃や大家族で住んでいた頃は、 スーパーで特売品をまとめ買いしたり、 洗剤などはジャンボサイズのものを買ったりしたでしょう。 しかし、そんなに大量の品物を必要としなくなってくると、 それは「安物買いの銭失い」で、経済的にも デメリットのほうが多くなってしまいます。 それに、食事量が落ちているところに 大量の食品を買い込んでも、結局、食べきれずに味が落ちたり、 腐らせたりということになりかねません。 いつまでも、昔の習慣にこだわらずに、 今の自分にピッタリのサイズに暮らしも スリム化したほうがいいはずです。
まゆの感想
そして、聖路加病院精神腫瘍科の保坂先生は、
「改めて見直してみると、暮らしの中に不要だと思うことや 節約できることはたくさんあります。 それを見つけては修正し、そこで浮いた分を趣味や娯楽や ちょっとした贅沢にまわせば、少しもケチくさい感じはせずに、 ゲーム感覚で節約ができます」 と言います。 過去の成功体験、自分の地位や立場も見直して、 それらもさっぱり「捨て」たほうが、老後は生きやすいし、 気楽にイライラせずに、頑固にならずに生きられるとも。 今の生活を見直し、不必要になったものを整理し、 自分のキャリアや成功体験も捨てることは、 思ったより葛藤があるものですが、 年を重ねるごとに、捨てていくことは、 大切なようだと感じるこの頃です。 モノもあればいいってもんじゃない、 ということも感じます(苦笑) |
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