■2018年08月03日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
2つの企業が同じレベルの品質や性能、 デザインの製品を売っているとする。 現実によく見る光景だ。 当然、お客の大半は安いほうを買う。 となれば一方が他社に勝つには価格を下げるほかはなく、 両者は価格競争に陥る。 そうならないために、他社にない価値を提供し、 他社とは異なるポジションを確立する戦略が必要なのだ。 ポーターはこう言っている。 「すべての企業が似たり寄ったりの価値しか 提供しなかったとすれば、顧客は価格に 基づいた選択をせざるを得なくなる。 これは必然的に価格水準を引き下げ、 利益を消し去ってしまう」 競合他社にはつくれない製品をつくれば価格競争に 巻き込まれることもないし、お客のためにもなり、 将来も開ける。
まゆの感想
同じような品質や性能なら、安い方を選ぶ、
というのは、そうだなぁと思います。 そして、これは企業にとっては、 当然ながら消耗戦になるそうです。 そうならないためには、 競合他社にはつくれない特徴がある製品をつくる、 全く違う価値をつけるなど、 独自の開発が大切だということです。 近所に、独創的な総菜屋さんがあります。 手の込んだ煮込み総菜や少し変わった味付けの総菜などが 何種類かありますが、やや高めの価格設定です。 でも、この総菜屋さんに来なければ、買えない総菜があります。 もちろん、スーパーに置いてあるようなお総菜もありますが。 お客さんは、この店でしか買えない総菜を求めてこの店に来ます。 「先日食べた〇〇、美味しかったわ。また食べたくてね」 などと言いながら、この店にくるお客様が結構います。 そして、お目当ての総菜だけでなく他のお総菜も買っていきます。 街角にある小さなお総菜屋さんですが、 なるほど、これがポーターの言っていることなのか、 立派な戦略なのだなと感心したしだいです。 |
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