■2018年08月02日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
改革を進める時、何もかも一新するのは 一時的ショック療法にすぎず、長い目で見れば効果はない。 それより、過去も認めた上で 「変えていいものと変えてはいけないもの」 を見極めることが大切だ。 成功した企業が低迷する理由は、 「変えるべきものを変えずに成功体験に執着した」 か、 「変えてはいけないものを変えてしまった」 かのどちらかだ。 いずれにしても、過去を見ることで 新たなポジションが見えてきたり、 自信がよみがってきたりするものである。
まゆの感想
戦略の世界的な研究者であるポーター氏は、
企業のいろいろな改革について、 「これまでの自社の歴史も示唆に富んでいる場合がある。 創立者のビジョンは何だったのか。 この会社を成立させた製品、顧客は何だったのか。 過去を振り返って、もともとの戦略を検討してみれば、 それが今でも有効かどうかがわかる」 と言っているし、トヨタのあるコンサルタントも、 「改革を必要とする企業も、過去の成功があるから今がある。 過去を全否定してはいけない。 過去のやり方が今と合わなくなっただけのことだ」 と言っています。 自分もそうだけど、過去を全否定されて、 どんなにいいことをアドバイスされても、提案されても、 とても受け入れる気にはならないと思います。 反感を持ち、何も分かってないくせに…などと思って。 そして、何らかの行動でリベンジすることだって あるように思います。 過去は認めること、過去を全否定してはいけない、 その上で改革をすすめることが大事なのですね。 |
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