■2018年08月01日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人間は一人ひとり花です。 小さい花もあれば大きい花もあり、 早咲き、遅咲き、色とりどり店頭に飾られ、 買われてゆく花のもあれば、ひっそりと路傍で 「花の一生」を終える花も多いでしょう。 花の使命は咲くことにあります。 他の花と比べて優劣を競うことでもなければ、 どこに置かれるかでもなく、 自分しか咲かせられない花を 一番美しく咲せることにあります。 それは決して 「迷い」のないことを言っているのではありません。 もっと日当たりの良いところだったら、 もっと風当たりの少ないところだったら、 もっと広々としたところだったらと、 嘆くことがあってもよい。 そんな思いを抱いてもいいのだけれども、 それにのみ心を奪われて、 みじめな思いで一生を過ごすのではなく、 置かれたところで精いっぱい「咲く」こと、 それがいつしか花を美しくするのです。
まゆの感想
渡辺さんは、華やかに咲く人生を夢見てきたそうですが、
いつしか「一輪の花」として咲く生き方に変わったそうです。 大輪でなくても、人目を引く花でなくていい、 その花なりに、咲いた花が美しいと。 そして「咲く」とは、 「神が置いてくださったところで咲きなさい。 仕方がないとあきらめてではなく、「咲く」のです。 「咲く」ということは、 自分が笑顔で幸せに生き 周囲の人々も幸せにするということです」 (渡辺さんが影響を受けた詩の一部より) ということではないかと言っています。 私は、この詩のようにも、渡辺さんの「一輪の花」のようにも 美しくは咲けませんが、自分なりの花を咲かせたいなあ、と思います。 地味でもいいし、目立たなくてもいいけれど、 ときどき、誰かを和ませられる花だったら、いいななんて。 また「自分なりの花って、どんな花かな」とか、 「咲くにはもう遅いか」などとも思ったり。 でもま、むずかしく考えず、自分なりに咲いていけばいいか、 と勝手に咲くことにしています(笑) |
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