■2018年03月07日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
不本意なこと、不愉快なことをされたり、 言われたりしたとき、じっと黙ってがまんすることで、 その場を乗り切ろうとする人がいます。 「それはやめてほしい」 「それは私が嫌いなことなので、できる限り気をつけてほしい」 言葉にして伝えることが、誤解や無視を減らします。 そこに、誤解を解いたり、詫びたりする関係が生まれます。 伝えないでいると、相手は「それでいい」「不満はない」 と思うこともあり「お互いさま」の関係がつくれないでしょう。 コミュニケーションは、単なる言葉のやり取りではなく、 「自分を相手にわかってもらう」ためのものでもあります。 そのためには、会話したり何かを一緒にしたりする中で、 自らをオープンにすることが不可欠です。 自分を相手に知らせることなしに、コミュニケーションは 成り立たない、物事は前に進まないと言っていいでしょう。 それは、流暢に、あるいは饒舌に、自分のことを 伝えなければならないわけではありません。 おそるおそる、ぎこちなく、少しずつ自分を伝えながら、 お互いの距離を縮めていくこともありのままを大切にした アサーションです。
まゆの感想
アサーションとは、日ごろの人間関係において、
「自分の言いたいことを大切にして表現する」と同時に、 「相手が伝えたいことも大切にして理解しようとする」 コミュニケーションのことです。 例えば、どちら側がしゃべる方、がんがん言う方、 もう片方はもっぱら聞く方、言われっぱなしなどという、 どちら側からの一方的なコミュニケーションは、 アサーションではない、ということです。 ここに「お互いさま」の心はなかなか育たないようです。 こちらにも言いたいことがあるのに、相手の反応を勝手に想像し、 (だっていつもそうだし、もうわかっていることだからなど)と、 忖度して黙っていると、状況はなにも改善されないことが多いので、 昨日も書きましたが、おそるおそるでも、しどろもどろでも、 うまく言えなくても、うまく伝わらなくても、 自分をオープンにして、言ってみる」ことは大切なようです。 なかなかうまく言えない、伝えられない、という方は、 前もって、自分の伝えたいことを書き出し頭の中を整理し、 まずは、いちばん伝えたいだけに 焦点をしぼって伝えるといいようです。 一度に全部を伝えようとすると、相手も負担ですし、 あちこちに話が飛びがちですから、一つずつすすめましょう。 コミュニケーションは一気に、一方的にすすめるより、 一歩一歩、ときに一歩下がったりしつつ、 あわてず、焦らず、ゆったりの精神でいきましょう~ |
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