■2017年10月23日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ビジネスの世界で「きく」という行為には、
「聞く」「聴く」「訊く」の3種類あると言われています。 「聴く」は「聞く」よりさらに深く耳を傾けて 話を受け取る行為(傾聴)ですし、 「訊く」は英語でいうところの「ASK」で 尋ねるというニュアンスになるでしょう。 「聞く」を含めた3種類の「きく」を駆使して、 相手の話を正確に把握することが ビジネスパーソンにとっての「聞く」ことです。 とはいえ、その重要性をいくら教え諭そうとしても、 そもそも聞く力に難があるわけですから改善できませんよね。 そこで「聞く」ことをさらに強調した 「聞き切る」という言葉を使ってみてください。 このキーワードを使って社員指導する企業は実際に増えています。 「聞く」のではなく「聞く切る」… 相手の話をちょっと聞いて、自分が延々と話すのではなく、 あくまで、 ・相手の話を全部「聞き切れ」 ・余すことなく「聞き切れ」 です。
まゆの感想
営業の世界では、有名な、
「話し上手に売れる営業なし」という格言があります。 営業は、そもそも、 「話をする」ことではなく、「お客様の話を聞く」ことだという、 いわば当たり前のことを強調したものですが、 この当たり前のことをわかっていないビジネスパーソンが多く、 そういう人たちは、 「自分が上手に製品説明をすれば、相手が興味関心を持ってくれる」 という幻想を思っている、そして、 「売れる営業は、お客様が話す時間のほうが長くて、 売れない営業ほど、自分が話す時間のほうが長い」 と大塚さんは言っています。 営業にとって「お客様の話を聞く」だけでなく、 「聞き切る」ということは非常に大切なことで、さらに その話を聞いた後、 「貴重な(あるいは、お時間をとっていただき) お話を聞かせていただきありがとうございます」 とお礼を忘れないようにするとよいそうです。 本当にそうだなぁと思います。 また、普段の生活でも、ついつい自分の言い分を通そうとして、 相手の話を最後まで聞き切らず、ケンカになることもありますから、 「聞き切る」ことを肝に銘じてやっていこうと思います。 |
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