■2017年10月16日の「今日のことば」■
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![]() 「菩提(ぼだい)さとりとは何かといえば、 ありのままに、みずからの心を知ることである」 みずからの心を知ること、それは私たち一人ひとりには、 仏さまからいただいた「光」があるのだと知るというのが、 お大師さまの教えです。 私たちは、心に光を持っているのに、 その光がなかなか見つかりません。 私たちの生命の旅は、 闇の中を手探りで歩いているようなものなのです。 ただただ本能の欲望に振り回されて生きたのでは、 闇の暗さを抜け出すことはできません。 「背暗向明(はいあんこうみょう)」… 暗いものに背をむけ、明るいものにむかう生き方です。 暗いものとは、たとえば、絶望であり、失望であり、萎縮です。 いっぽう明るいものとは、希望であり、発奮であり、挑戦です。 どちらを向いて生きるかで、 同じ状況でも大きく変わっていきます。(略) たとえ現状が厳しくても、かならず道は開けるという 希望をもって、毎日を大切に生きることです。
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いったん暗い気持ちが入り込んでくると、それが加速し、
ぐるぐると、負のスパイラルに入り込みがちです。 すると、その先には、絶望や失望ばかりがみえてきて、 ますます自分全体が沈んでいきます。 こうなると、抜け出すのはなかなか大変ですよね、 とても光なんてみえないし、あるとも思えなくて… でもね、光は、必ずあるそうです。 一人ひとりにあるそうです。 自分にどんな光があるのか? なんて、むずかしく考えると、 また負のスパイラルに入り込みますから、 うんと素直に、気を抜いて、根拠もないまま、 自分にも必ず光がある、と、信じるといいそうですよ。 自分にも、必ず、光はある。 自分だけの光が、必ずある。 そう自分に言い聞かせていきましょう。 そのほうが、力もでてくるように思います。 |
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