■2017年06月26日の「今日のことば」■
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![]() (これまでに2500名もの方を看取られてきて、 なにか発見されたことはありますか?の質問に) 人は生きてきたように死んでいくということです。 これは私の実感ですね。 ですから、 しっかり生きてきた人は、 しっかり亡くなっていかれますし、 表現はおかしいけれども ベタベタ生きてきた人は ベタベタ亡くなっていく。 それから、 周りに感謝をして生きてこられた人は、 我々にも感謝して亡くなられるし、 不平ばかり言って生きてきた人は 不平ばかり言って亡くなっていくんですね。 このことは、 よき死を迎えるためには、 よき生を生きなければいけない、 ということを教えてくれていると思うのです。 柏木哲夫(金城学院大学学長)
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柏木さんは、こう続けます。
「では、よき生というのはいったい何か。 そこには個人の主観がだいぶ入ると思うんです。 Aさんにとってよき生とはこうだし、 Bさんにとってよき生とはこうだというふうに、 人によって皆違う。 ただ、2500名の看取りの中で私が感じることは、 やはり前向きな人生ということ、 それから周りに感謝できるということ。 その二つに集約されるような気がして仕方ないんです。 物事には必ずプラスとマイナスがありますが、 物事のプラス面をしっかり見た生き方をしてこられた方々。 そういう方々の生は、やっぱり前向きで よき生なんだろうと思うんです。 それから、 『感謝』 というのはとても重要なキーワードだと思うんです。 家族に対して、周りの人たちに対して、 最後に「ありがとう」と言いながら、 そして 自分も相手から「ありがとう」と言ってもらいながら、 生を全うできるのも、よき生だと思うんです。 そういう生を全うする人を、 私は人生の実力者と呼んでいるのです」 「人は生きてきたように死んでいく」 これを肝に銘じて生きていきたいと思っています。 |
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