■2017年06月23日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
私はマザー(テレサ)から、キレそうなときに、 キレないですませる方法を教えていただきました。(略) あれは1984年11月に来日されたときのことでした。 岡山駅までお迎えにあがると、辺りはテレビや雑誌の記者、 一般の人で黒山の人だかりができていました。 マザーがお着きになると、本当に文字通り 「フラッシュの雨」が降ったのです。 その後、どこへ行っても、 「マザー、こっちを向いてください」「次はこちらを」 とびっくりするほどたくさんの写真を撮られて… 異国の地で厳しい日程に加えて、新幹線や車など 慣れない乗り物での異動、当時マザーは74歳でした。 肉体的にも精神的にもお疲れでしょうに、 マザーは嫌な顔ひとつせずにニコニコと、 本当にすてきな笑顔で応対していらっしゃったのです。 私は内心 「マザーはカメラ慣れをしていらっしゃるのかしら。 それとも写真がお好きなのかしら」 と思っていましたが、口には出さずにおりました。 夜10時を回ったころだったでしょうか、 ようやくすべての予定を終了して修道院にご案内し、 二人で肩を並べて歩いていると、マザーがふと、 「シスター、 私はフラッシュがひとつたかれるたびに、 死にゆく魂が神様のみもとに安らかに召されるように 神様と約束してあるのです」 とおっしゃったのです。 生きている間、いいことがちっともなくて、 神や人、世間を呪っていた人たちの魂が、 「サンキュー」と言って穏やかに、 この世と和解して死んでいくために、 煩わしいけれど、 疲れているけれど、 笑顔をするんです、と。 マザー・テレサが神様と交わした秘密の約束 (ノートルダム清心学園理事長 渡辺和子)
まゆの感想
シスター渡辺は、こんなマザー・テレサの姿を見て、
こう感じたそうです。 「日常の中には、 マザーにとってのフラッシュのような 「煩わしいもの」や「イライラするもの」「面倒くさいもの」が、 必ず存在します。 そういうときにグッと我慢して、 「これを我慢しますから、どうかあの人の病気が治りますように」 と他人を思いやったり、 「仕方ないよね」 と許し「ゆとり」を自分の中につくる。 キレそうになる自分を抑えるための、 自分との小さな闘いが必要なのです」 そうか、こうやって神様と自分なりの約束して、 キレそうな自分と闘うこともできるんだと、知ったしだいです。 今日から、この方法を使っていきたいと思いました。 どんな約束にしようかな(笑) |
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