■2016年12月07日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
<知恩(ちおん)>…感謝の心 「恩を仇で返す」ということばがあります。 たとえば、友だちに悩みを聞いてもらったり、 嫌な役割を代わってもらったりして、助けてもらったとします。 すぐに恩返しをしたいのはやまやまですが、 なかなかチャンスがありません。 そんなときその友だちに会うと、恩返しできないことが どんどん負担になってきます。 借りのあることが、いつも心に重くのしかかり、 しまいには「助けてくれなくてもよかったのに!」と 逆恨みさえしかねません。 <知恩>ということばの意味は、 「してもらったことを知る」です。 仏教では、恩は返すのではなく、 ただ知ることが大切だと教えています。
まゆの感想
こちらの本では、さらに、
「人は一人で生きていくことはできません。 食卓に並ぶ野菜一つにしても、それを育てる人、 お店まで運ぶ人、売る人など、様々な人の手を経て、 ようやくわたしたちのもとに届けられます。 直接的にも間接的にも、たくさんの人に助けられ、 支えられているのです。 わたしたちは、生きているだけで多くのものから 恩を受けています。 けれども、自分勝手なわたしたちは、 あたりまえのように思っていることが、 決してあたりまえでないことに、 なかなか気づくことができずにいるのです。 してもらったことを知ること。 支えてくれている多くの人やものに、 「ありがとう」という気持ちを持って、 感謝したいものですね」 と教えてくれます。 <知恩>を大切にしていきたいと思いますし、 恩はできるときに、自分なりの仕方で、 返していきたいな、と思います。 |
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