■2016年09月15日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
ささいなことですぐ怒り、いつまでもそのままの人がいる。 かと思うと、ごめんなさい、と謝ったのに機嫌がよくならず、 さらに居丈高になって文句を言い続ける人を見かけることもある。 そうした人は、「人間ができていない小物」などと 周囲から評されるものだ。 実はそうした「怒れる人」は、 今現在の出来事に怒っているわけではないことが多い。 心の中にため込んできた古い怒りが、新しく起こったことで 浮かびあがり、爆発しているのだ。 だから、このような人の激怒の対象になってしまったら、 「ささいなことで、なぜこんなに怒鳴られるの?」 と落ち込んだり、逆に怒ったりする必要はない。 怒りはあなたではなく、その人の心のなかにため込んだ 未解決のものに向かっているのである。
まゆの感想
海原さんは、こんなことも大切だと言っています。
「逆に、自分がささいなことでいつまでも怒り続けたり、 相手が謝っても怒りがますます燃え上がって制御できない方は、 心のなかにため込んだ怒りに気づく必要がある。 今、すぐカッとなる人が増えているのは、 小さな怒りをため込んでそのことに気づこうとせず、 怒りをため込めすぎた人が多いからなのだ。(略) 今、国と国の間でも「なぜいつまでも怒っているのか」 というようなことが多いが、それは古い怒りが 何かのきっかけにして浮上するからである。 今の問題だけに目を向けても怒りは解消されない。 心の奥にある怒りに目を向けることは、 さまざまな場面で必要だ」 怒りは、自分の身に危害が加わるのを防ぐための感情でもあり 生きていくために大切な感情です。 しかしながら、この怒りの感情をため込みすぎると、 あちこちで爆発するようになるので、小さな怒りのときに、 何からの形で表現したり、発散しておくことは大事だそうです。 上手な怒りのガス抜き、できるといいですね~ |
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