■2016年06月03日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
誰かを許すためには、まず自分を許す 心や体が病むのは、「誰かを責めている」「許していない」 という気持ちが原因となっている場合があります。 私たちは「許そう、許さなくちゃ!」と思うあまり、 なかなか許せない自分を 「なぜ、許せないのだ」と責めてしまいがちです。 しかし、「とても受け入れられないことを言われた」 という心の叫びに対して、 「許せなくて当然。許せないほど辛いのだから」 と、まず自分を許してあげることがすべての始まりなのです。 必ずしも許さなくてもいいのです。
まゆの感想
大杖さんは、許すことについてこう言っています。
「英語で許すという言葉は、「Forgive」ですが、 その意味は前に向けて(for)与える(give)ということです。 「許す」という行為は、過去にこだわり、奪うのではなく、 未来に意識を向けて、与えることなのです。 「許す世界」を、繰り返し自分に語りかけ、その世界に 浸り続けると、いつしか痛みも緩和されてきます。 こだわらず、相手も自分も許しているあなたに気づく日がくるのです。 もし許すことができたら、心の平安が訪れます。 「許せない」という負のパワーが無くなるので、 心のストレスも消えることでしょう」 許すのって、むずかしいですよね。 大きな気持ちで許せたら、それは素晴らしいですが、 生身の人間で、自分の心が癒えてもいないのに許すことは、 なかなかできません。 それほど大きな気持ちも持てないし、 それほど立派な人でもないですしね… また、誰かを無理に「許そう、許さなくちゃ」と思うと、 心の中で葛藤が始まり、自分が苦しくなります。 すると、自分のことも許せなくなりますし、 ますます許せにくくなるように思います。 許すことは強制的でなく、ゆっくりと、無理なく、 自分の気持ちに正直にしていきたいと思います。 そうしたら、いつか癒やされ、忘れることもできるし、 いつの間にか許していた、なんてこともありそうな気がします。 許せない自分をまずは許してから、癒やしてから、そう思います。 |
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