■2016年05月11日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「向き合っていない」とひと言で言っても実態は複雑です。 「向き合いたくないから、向き合っていない」 「向き合いたいとは思っているが、向き合っていない」 「向き合う努力はしているが、うまく向き合えない」 と、その中身は異なります。 このうち、日本の夫婦にとても多いのが、 「向き合っていないから夫婦でいられる」 というカップルです。 しかも、中高年になるほど多いように思います。 いつの間にか形だけの夫婦であり続けることが 習慣化しているのです。(略) 形は夫婦として生活してきたが、お互いの心が まったくといっていいほど向き合っていないのです。 何十年も顔を向け合ってきたはずなのに、 自分の気持ちにひっかかっていることを 正面から話し合わないのです。
まゆの感想
とても心にささってきた一文でした…
近藤さんによると、 「できることなら、せっかくご縁があって結ばれたパートナーと このまま幸せな生活を送りたいと、とは思うが、 そんな気持ちがかなえられるような夫婦関係ではない。 2人が向き合って話し合えるような関係を持たないまま、 形だけ夫婦として過ごしてきてしまった」 という方々が多いそうです。 向き合ってかえってややこしくなると面倒だし、 話し合いなんてしても無駄なことはわかっているし、 さわらないでおいたほうがうまくいくし、 向き合う気力もないし、パートナーのことなんて知りたくもない、 今さら、何かあったら世間体も悪いし… などなどのたくさんの理由から、 向き合うことを避けてしまってきて、表面上、 うまくいっていればとりあえずいいかといった感じです。 私なども、向き合うことは、パワーも勇気がいると実感していて、 なかなか正面からは向き合えません。 他の人間関係でもそんなところがあります。 もちろん、向き合わなくてもそれで十分楽しいし、 満足だしこれでいい、と思われる方々もおられますから、 これもまたひとつの夫婦関係、人間関係のあり方であるとは思います。 ただ、これから先は心が大事で、心を大切にしたいと思われる方々は、 やはり、自己開示(自分の気持ちを話すこと)して、パートナーや、 周囲の方々と向き合うことが必要なのではないかと思います。 そうそう、近藤さんのいうところの「向き合う」は、 互いに生き方、考え方、今の気持ちなどを語り合い、吐露し合い、 それぞれのことをもっと知っていく、理解していく、 受け入れていく、そんなイメージです。 決して言い争いやケンカではないですよ~ いろいろな向き合い方は、明日書きますね。 |
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