■2015年12月08日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「なぜ?」という質問は、自然現象などのことでは有益です。 しかし「人間の心」となると有益とはいえません。(略) 人間のやることに対して「なぜ」と問うのは なるべくさけたほうが無難です。 もしどうしても使わざるを得ない場合には、 いくつか守るルールがあります。 まず大切なのは、連発しないことです。 次に、「やわらかい口調でいうこと」です。 質問をしていると、つい力が入って 強い口調になってしまうことがあります。 これもまた避けたほうがいいでしょう。 「なぜ」の代わりに「何のために?」と目的をきくか、 「どうやって?」と手法をきくほうがいいでしょう。 どちらの言葉も、未来に生かすためにきく質問です。 建設的な話になりやすくなります。
まゆの感想
「なぜ、○○したの?」「なんで、こんなことをしたんだ」
「なぜ、うまくいかなかったのですか?」 「なぜ、間に合わなかったのですか?」 などと「なぜ?」を問うことは、 するどい原因の追及になるそうです。 そういわれてみれば、自分もそう問われたら、 自分を否定されているような気がするし、 上から目線を感じるし、高圧的に感じるし、 なかなか本音や思い、事実を話せないように思います。 もし答えたら、また「じゃ、なぜ△△をしたんだ」と、 追求されそうな気もしますし。 このあたりのことを岩井さんは、こう言っています。 「例えば、上司と性格や仕事のやり方が合わないものを感じていた場合 「なぜ、自分は上司とそりが合わないのか(原因)」を いくら分析しても、上司との仲は好転するでしょうか。 「だからそりが合わないのか」と納得はするかもしれませんが、 だからといって上司との仲が良くなったり、 仕事がしやすくなったりはしないものです。 ならば、 「どうしたら上司との仲がうまくいくようになるか(目的)」を 考えたほうが建設的ではないでしょうか」 「原因」の追求より、「目的」思考でいったほうが、 建設的で、これからにつながっていくようですね。 「なぜ?」を問わなくていけないときもあるかもしれませんが、 そのときには、ルールを守っていきたいと思いました。 |
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