■2015年07月15日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
他者性を意識させる《逆インタビュー》
トレーニングとしておすすめなのは、 親子会話での《逆インタビュー》です。 通常だと、「今日、学校で何があったの?」と子どもに聞きますね。 それはそれでいいのですが、ときどき、 「今度はあなたがママにインタビューしてくれる?」 と子どもに投げかけるのです。 子どもはけっこう喜んでやります。 お母さんもホンネで《インタビュー》に答えます。 「今日は、何があったの?」 「今日は朝から忙しくて、もうヘトヘトなの」 「えー、じゃあ、夕ご飯はどうするの?」 子どもは、そんなことが先に気になります。 「うーん、作らないとみんなおなかが減っちゃうしねえ」 本当に疲れていそうなお母さんの顔を見て、子どもなりに考えます。 「じゃあ、いっしょに買い物に行く?} これが他者性を意識したことばです。 お母さんの立場に立って、 自分がいっしょに買い物に行ってあげれば、 少しでも元気になるかもしれないと考えるわけです。
まゆの感想
相手の立場になって考えることのできる子どもを育てるための
トレーニングのひとつが、この《逆インタビュー》だそうですが、 工夫をすれば、いろいろなところで使えるなと思いました。 また、少し手法は違いますが、 立場を逆転させて演じさせてみるというのは、 心理カウンセリング、企業研修会でもよくやる 手法のひとつでもあります。 たとえば、妻が夫の立場になりきり、 夫が帰ってきたときに、部屋が散らかっていたら、 どう思うか、どう感じるかを体験してもらうという手法です。 逆に、夫が妻の立場になったりもします。 また、部下と上司の立場を逆転してみる、など、 立場を変えてみると、今まで見えなかったものが見えたり、 感じたり、考えられるようになります。 ああそうか、そう見えているのか… こう言われるとこう思うのか… この立場に立つと、やっぱりこう言ってしまうな… これを言われると、相当気になるな… などなど。 気づけば、相手の立場を今までよりは、 思いやれるようになります(のはずです…) たまには、逆インタビューや立場違えっこなどしてみると、 意外性いっぱいに、意外に楽しく、 相手の立場がわかるかもしれませんね。 どこかで使ってみようと思いました。 |
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