■2015年07月13日の「今日のことば」■
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「謝らない」ことよりも、「謝れない」ことが問題です。
そんなのちっとも問題じゃないよ、という人もいるかもしれません。 自分の非を認めるなんて嫌だね、俺はどんなことがあっても 謝らずに事を納めることができるよと、 自慢に思っている人もいることでしょう。 しかし、私に言わせれば、そんなことは何の自慢にもなりません。 「謝る」というのは、「自分がダメでした」と認めることです。 自分の非を認めるということはすごく勇気のいることなんです。 それができるというのは、本当に自分をしっかり持っていて 心が強いということです。 だから本当にダメな人は謝ることができないんです。 逆に言うと、自分はダメな人間なんかじゃないけれど、 今はちょっと失敗してしまっただけ、と 自分に自信に持っている人は「ゴメンナサイ」が言えるんです。 ちょっとしたことでも 素直に謝ることができる人というのは、 心が強くしなやかで、健康的です。 だから、人に好かれ、頼りにされ、尊敬されて、 人間関係を広げていくことができるんですね。
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高橋さんは、さらにこう言っています。
「「謝る力」というものは、 信じられない力を発揮する、と私は確信しています。 謝ることは心の解放につながります。 心の重圧や肩の荷が取れてすっと楽になるという感じです。 この開放感は、ぜひ多くの人に体験してみてほしいことです」 また、謝ることで、人としての品性や品格が上がるそうです。 といっても、ペコペコ謝っているのはダメだそうです。 ペコペコと謝り続けているのは、弱さをむき出しにして 自己防衛しているのと同じだそうですから、そういう 自己本位な謝り方では、謝ったことにはならないそうです。 たった一言「ゴメンナサイ」が言えないばかりに、 大切な人や自分の信頼、自分の価値、仕事を失う… そんなことになったら、取り返しがつきません。 謝るべき時には、素直に謝る、頭を下げる、 それができる自分でいたいと思っています。 |
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