■2015年06月15日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
15%の「絶対に変わらない人たち」
私が共に仕事をした85%以上の人たちは、 自分の姿勢を改めることができました。 彼らは自らの言動が間違っていたということを受け入れたのです。 これまで幾度となく、昇進の機会を他人にさらわれ、あるいは 解雇され、もうこれ以上辛い経験をしたくないと、それまで 周囲に与えていた自分へのイメージを払拭することを誓ったのです。 彼らは辛抱強く自分を変え、いまや自分の能力をあますところなく 発揮しています。 残りの15%の人たちには、ある種の共通した特徴があります。 彼らは自分たちにチャンスが訪れないことを社内政治や 他人のせいにし、会社のルールを真剣にとらえず、自分たちを 凝り固まった組織の犠牲者と位置づけ、まわりのどんな アドバイスにも耳を貸さず、むしろまわりに問題があるとして 部下や同僚に食ってかかるのです。 たとえ会社を去ったとしても、彼らはまた同じことを 新しい職場で繰り返します。 私はこれまで、キャリアに行き詰まった社員とその上司とに インタビューを多くしてきましたが、興味深いことに、 上司が「絶対に受け入れがたい」と考える行動について、 本人は「まったく問題がない」と認識していることがよくあります。 これは、その人の将来のキャリアを閉ざしてしまうほど 深刻な問題です。
まゆの感想
周りの人にとっては、「絶対に受け入れがたい」
「この行動は迷惑だ」「これがなければ…」 と、かなり深刻に思っていることが、当の本人は、それが、 「ささいなこと」「仕事には関係ないこと」 「問題がない」「これが自分のやり方」などと、 軽く考えている場合は多いものです。 この本では、たとえば、仕事上では、 それがこんなことだと言っています。 ●いつも数分遅れてくる ●話を聞きながら、スマートフォンをいじっている ●ほかの人の話をさえぎってしゃべる ●真剣さが足りない ●人のアイデアをつぶす ●前にいた会社はよかったとばかり言う ●いつも不満をぶちまけている ●報告が細かすぎる ●報告がない などなど。 それはおそらく以前に誰から、何度か注意や指摘されたりしている はずですが、本人は「ささいなこと、問題ない」と軽く聞き流したり、 逆にその人を「器の小さい人」などとし、その直言を無視して、 現実の事実を受け入れないし、直そうとしない、ということです。 その結果、いつか、自分の首をしめていくことなる… と言うような人たちが、この本によると、 15%くらいはいる、というのです。 何度かは許されることでも、重なれば、それは問題行動となるし、 何度か直してほしいと注意されているのに、直そうとしなければ、 いつかそれは許容限度を超えて、取り返しのつかない事態になります。 これは、仕事上でもそうですが、私生活でもそうだと思います。 自分を振り返ってみて、そのようなことにならないようにしよう、 15%の中に入らないようにしよう、と思ったしだいです。 |
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