■2015年06月04日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
こじれた関係を一気に解決するのは不可能です。
ほとんどの場合、一つひとつはちょっとした気持ちのすれ違いや 言葉の誤解だったとしても、今の関係になるまでに、 問題が積み重なって、複雑になっているからです。 十年かかってこじれた人間関係であれば、 半分の五年くらいかけるつもりで、少しずつ、 コミュニケーションがとれるような関係に 修復していかなくてはなりません。 人と人との関係は、壊れたからといって、 機械のように「すぐに直す」とか「取りかえる」 というわけにはいかないからです。 こじれた関係の修復は気長に、 小さなことからはじめましょう
まゆの感想
誰かとこじれたときには、
今この場だけのことや、その場の出来事や問題のことだけではなく、 その後ろに、長い間の積み重ねがあったり、他の出来事があったり、 他の問題や思惑などが隠れていることが多いものです。 たとえば、 「なんで、急にそんなことで怒るんだ、 今までは、怒らなかったじゃないか」 というときには、長年の積み重ねで我慢の限界を超えたから かもしれませんし、 「もう、いい」「うるさい」などと言われるとき、 相手が急に黙り込んでしまったとき、 「いつも、いつも、あなたはそうよね」 などと言われる場合にも、後ろに、 その他の出来事や問題が積み重なっていることが、 多いように思われます。 そんな時に、そのこじれを早くなんとかしようと焦ると、 切ないことに、余計こじれる、なんてことは多いものです。 焦らず、気長にこじれを修復していく覚悟が必要なようです。 小さなことから、たとえば、 あいさつをする、感謝のことばを言う、謝る、素直に話を聞く、 など、できることからしていくといいそうです。 まずは、こじれた相手の心の扉を軽く優しく ノックすることから、ですね。 時間をかけて気長にいきましょう。 |
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