■2015年03月06日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
いまの自分の能力ではこなすことができない、
むずかしい問題にであったとき、 「とても自分の手には負えない」 とすぐあきらめてしまう人がいます。 しかし、それはその問題を 「大きな一つのかたまり」だと考えるからで、 問題を「手に負える」サイズや部分ごとに分けて、 それらを一つずつ検討していけば、そこから必ず 具体的な方法論や解決策が見えてくるはずです。 五千万円の家をキャッシュで買えと言われたら、 とうてい無理だが、月々十万円のローンを組めばなんとか 手に入れられるかもしれない。それと同じように この問題のこの部分はこれまでの技術でこなせる、 この部分は人にまかせても大丈夫だ、 この部分は後回しでも間に合う。 そのように一つずつクリアしていけば、 自分がすべき事柄も、その優先順位もはっきりしてくる。 すなわち、こなすべきプロセスが明らかになって、 前向きな姿勢で問題に立ち向かえるようになるのです。 この細分化法は、仕事の場面でも、 大いに活用できる重要なノウハウだと思います。
まゆの感想
大きな目的を立ててしまうと、その前で、
「やっぱり自分には無理かも…」と思えてきてしまい、 やらない前にあきらめてしまうこともありがちですよね。 でも、目的に向かうにあたって、 何をしたらいいか、どうしたらいいか、 優先順位をどうするか、どこからはじめるか、など、 細分化すると、確かに手をつけやすくなりますよね。 林先生はさらに、その細分化したこと(プロセス)を、 結果を気にせず、全力をあげて実行することが、 最良の結果を生むための最善の方法だ、と言っておられます。 そうすると「結果を出さなくては」という否定脳が消滅し、 精神的なプレッシャーも減少して、目の前のすべきことに、 集中できるから、よい結果につながっていくそうです。 「いい結果を得るためには、いいプロセスを経ることが不可欠」 だということです。 結果ばかりを気にして、前に進めないよりは、 目的に向かって、全力をあげて細分化したことを 集中して実行していく、それが大事なのですね。 |
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