■2014年12月18日の「今日のことば」■
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「なんでわかんないんだ!あのアホ課長め!」
と酒場で愚痴ったところでなんの解決にもなりません。 どうしてこういうことが起こるのでしょうか? 答えは簡単です。 あなたのなかに、「この人の言うことは聞かなくては」 と思わせるものがなかったからです。 同じことを言った他人の意見が通じたというのは、 彼にはそういうものがあった、ということにほかなりません。 思いが通じるかどうかは、 言葉を発する前に勝負がついていることが案外多いのです。(略) 人は他人の意見をなかなかきくものではありません。 「正しいから聞く」のではなく、 「この人がいうから、聞こう」 と、関係が逆転していることを、まず頭に叩き込んでください。
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この人が言うことなら耳を傾けよう、聞いてあげよう、
この人が言うことは、流そう、聞かなくてもいいや、 などと、思うことは多いものです。 その人の、日頃の言動や、実績、人柄、生き方などをみて、 何かを感じて、そのように自分が判断するのだと思います。 そういう意味では、本当に、 「思いが通じるかどうかは、 言葉を発する前に勝負がついていることが案外多い」 というのは、そうだなぁと思います。 特に、これを伝えたい、この思いだけは伝えたい、 こうしていきたい、などと思うときこそ、 日頃の言動がものを言い、自分の人間としての実力や 真の評価が表面化するのではないでしょうか。 「ふん」と、あしらわれるか、 「はいはい」と、流されるか、 「そうだな」と、聞いてもらえるか、 「わかった」と言ってもらえるか… その時点ではなく、それ以前が大切なのですね。 |
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