■2014年12月16日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
私が若い頃、恩師にこういう言葉をいただきました。
「運・鈍・根・金・健」 周囲に振り回されずに自己実現するには、 運気、鈍感、根気、金銭、健康が、 大切な条件というわけです。 必要以上にそれらを欲することは 無明(無明)にほかなりませんが、ある程度、 身に付けることで他人が気にならなくなります。 亡くなった母の口ぐせも、 「あなたはあなた、人のことを気にするな」。 鈍感なくらいでちょうどいいし、 周囲に振り回されるな、ということを意味します。 人生は、鈍感なくらいのほうが快適に過ごせます。
まゆの感想
「もう少し、鈍感でもいいのに…」
「そんなに人の言ったことをいちいち気にしなくてもいいのに…」 と、思う人がいます。 そのような人は、人の評価や人の目、人の言動に敏感な人で、 それらを気にして、自分を相当押さえつけたり、 いいことを言われたら嬉しくなり、 評価が悪いことを言われると落ち込み、気分が上下したり、 いつもびくびくしたり、いつも緊張していたり、 感情が揺れ動いたりして、生きづらいように思います。 でも逆に、あまりに鈍感で、 「なにこの人、無神経だわ~」 「もう少し、空気を読んでよ~」 と、願いたくなる人もいます。 そんな人は、周りから避けられ、距離を置かれたり、 孤立したりしていきます。しかし、 本人に自覚がないことが多いので、あまり気にしないように見えます。 「鈍感」のバランスが大切なのだなぁと思います。 著者の矢作さんは、このあたりをこう言っておられます。 「すべてにおいて鈍感だったらいいのかと言えば、 そうではなく、私たちに普段見えないもの、人とのご縁、 霊性、おかげさま、お互いさまなどのエネルギーに対しては、 逆に敏感になることが必要です。 目には見えないからこそ、そういうものが自分の周囲に 存在するのだという意識が必要なのです。 ここは鈍感になってはいけません。 ◎目に見えないものには敏感に ◎世の中のせわしさには鈍感に 意識レベルを高めるには、二つのスタイルが重要だと思います」 「人の言動や評価にいたずらにふり回れないようにして、 自分は自分、自分の道をいこう。 もちろん、周りへの感謝と気づかいは大切にして」 と、私は思いました。 |
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