■2014年12月03日の「今日のことば」■
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話はシンプルなほうがいい。
自分の意見を述べたり説明したりするときは、 シンプルで簡潔であるほど相手に伝わる。 それはだれでも頭でわかっているはずだ。 それなのに、なぜそうできないのだろう。 なぜダラダラ長くなってしまったり、要を得ず、 わかりにくい話になってしまったりするのだろう。 それは相手が求めていることと、 自分が話したいことの違いを理解していないからだ。 わかりやすく話ができない人の多くは、 「自分がなぜそう考えたのか」を順を追って説明してしまう。 しかし、聞く側は「要は何?」というのを知りたいと思っている。 聞きたい順番と話したい順番は逆なのだ。 自分の論理が先行していると、なかなかそれに気づかない。 やはり、まず相手の気持ちを考えて話す練習が大切なのだ。
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こちらが話をしていて、まだ結論も言っていないのに、
相手がイライラしていたり、聞いてなさそうだったり、 つまらなそうだったり、していることありませんか? そして、話の途中で、 「わかったから、早く結論を言って」 「結局何を言いたいの?」と、せかされたり、 途中で話をすり替えられたりさえぎられてしまうことはありませんか? それは、話の内容もあると思いますが、多くは、 相手の聞き方とこちらの話し方の順番が違うことが 原因ということは、かなり多いようです。 人は、話の最初に、まずまとめや結論を知りたい、 何を言いたいのか知りたい、という心理が働くそうです。 (特にビジネスにおいては) それは、最初に大まかなことを知ると、安心して話を聞けるし、 興味も湧くし、その大まかなことにそって話を聞けるからでもあるし、 また、最低限のことを覚えておくため(たとえば結論だけは覚えておく) ためだそうです。 人が長い話(ダラダラ話)を嫌うのは、 長い話の内容を覚えておくことは脳にかなりの負担がかかるので それを避けるためと、長い話は、結論がみえないので、 いつ終わるのだろう、と不安心理が働くからともいわれています。 相手に聞いてもらえるように、話はシンプルに、 話の順番を工夫していかねば、ですね。 |
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