■2014年11月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
待つことは同時に、お任せすることでもあります。
運を天に任せる、相手に任せる、 人智を超える存在に任せるという態度には 「私は信頼しています」という潔さがあります。 真摯な態度の前では、どのような邪心も恐怖感も 霞(かすみ)のように消え失せます。 急ぐことはない、焦ることもない。 答えは出すものではなく出るものです。
まゆの感想
矢作さんは、救急医療の第一線の現場で、
仕事をしている先生ですが、今日のことばに関して、 こんなこともいっておられます。 「今では、何でもスピード重視の時代です。 それが全部悪いわけではありませんが、 早く答えを出さなくてはいけないと、 だれもが見えない感情に支配されているように思えます。 答えを早く出さないと時代についていけない、 取り残されてしまうという恐怖感です。 そもそも、そんな恐怖感を持つ必要はどこにもありません。 時代のスピード感は、どこかの誰かが自己利益のために、 勝手に作り出しているものです。 だからこそ「急いてはことを仕損じる」という言葉を、 私たちは再度、噛みしめる必要があります」 私は、周りと比較して、ついつい焦ります。 急ぎたくもなりますし、周りにもそれを強いてしまいます。 待つのも苦手で、待たせられると人を責めます。 誰かにお任せするのも苦手です。 恐怖心もいっぱいあるし、潔さもないと思います。 そして、答えを無理やりにでも出したくなります。 でも、この頃はこう思うようになりました。 焦っても仕方ないなぁ、急いでも仕方ないなぁ、 答えは出るときに出るのだなぁ、それがどんな答えでも。 答えはもう天に任せよう、無理せずいこう、 神さまに任せよう、それでいい、と。 大分大人になりました(笑) もちろん、まだまだ意気盛んな方々は、スピード感を持ち、 答えも自分で出す、という心意気も大事だと思います。 でも、そういうことに疲れたとき、今日のことばを 思い出してもらえるといいな、と思いました。 |
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