■2014年09月24日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
記憶力を最大限に高める
次の単語のリストを左から、読んでみてほしい。 または、誰かに読み上げてもらってもいい。 どの語も読み飛ばしてはならないが、暗記しようとする必要はない。 皿 玄関マット テーブル 椅子 洗濯ばさみ 箱 貝殻 チーズ トマト スプーン 電気コード 書類ばさみ 領収書 双眼鏡 パーカー 瓶 屋根瓦 やかん コショウ 貝殻 ラジオ 天文学 ソファー 腕時計 扉 コップ 絵 貝殻 地図 救急車 全部で30語ある。 では、いったん本を閉じて、それらの単語を思い出せるだけ、 紙に書いてみよう。 ほとんどの人は、10語~15語ぐらい思い出せる。 それ以上覚えていたらすばらしい記憶力だ。 では、どういう単語を覚えていただろうか。 おそらくあなたが覚えていた単語は、 次の分類のどれかに当てはまるにちがいない。 ◇リストの最初か最後 最初の方の短期記憶はまっさらな部分に収められるので、 「皿」「玄関マット」「テーブル」はそのまま留まりやすい。 また、最後の方の単語「貝殻」「地図」「救急車」は、 記憶が新しい分だけ、思い出しやすい。 ◇繰り返し 「貝殻」は3回登場する。たいていの人はそれに気づき、 その単語も思い出せる。 ◇異質 リストの部分は日用品の類いだ。「双眼鏡」と「天文学」と 「救急車」はその分類いからはみ出るので、記憶に残りやすい ◇対になる語 「テーブル」と「椅子」、「チーズ」と「トマト」、 「ラジオ」と「天文学」などは、対になる語として、 記憶に残るかもしれない これは、逆に言うと、リストの中間にある平凡なものは、 覚えていない可能性が高いということだ。 「電気コード」「書類ばさみ」「屋根瓦」「ソファー」「コップ」 を、思い出せたかたはいるだろうか?
まゆの感想
さて、では「記憶力を最大限に高める」ために、
どうしたらいいかというと、これらの人間の傾向、原理を利用して、 次のようにするといいそうです。 ◎重要度の高いものをリストのいちばん最初に置く (買い物リストなどでは、絶対に忘れてはいけないものを、 いちばん最初に覚える) ◎繰り返し返し読んだり、言ったりする (反復によって重要なものごとを覚え込むことができる) ◎覚えることを対にする たとえば「洗濯ばさみ」と「釣り糸」を覚えてなくていけない場合、 こんな、ストーリーにして関連づけて覚えると忘れないそうです。 「釣り糸を引き上げると、釣り針の先に大きな洗濯ばさみが 着いていた」 など、できるだけ突拍子もないものと対で覚えておく (注/これはこの方法の一部のやり方です) ◎極端に異質なことや誇張し、想像して結びつける たとえば、「手紙を出す」「母親に電話をかける」「ゴミをだす」 ことを、次の朝しなくてはいけないことなら、 「とてつもなく大きな手紙を両手で抱えながら、 よろよろと郵便ポストまで歩いて行く自分の姿を思え描く。 家に帰ってくると、台所が床から天井までゴミで埋め尽くされて いる。ゴミを捨て終わったとたん、紫色の巨大な電話が けたたましく鳴り、受話器を取ると、それは母からだった」 これらの一連のイメージを思い描いてから、眠りにつけば、 きっと翌朝には、それらのイメージとともに大切な用事をい出せる ということだそうです。 年々物覚えが悪くなり、物忘れが多くなってきているので、 この中のやり方をやってみようと思います。 平凡に覚えず極端に覚える、何かと対にして覚える、 もちろん、何度も繰り返す、もね(笑) やってみないと、どれが自分に合っているかわかりませんし、 いろいろなイメージを浮かべるのは、脳の活性化にも なるようなので。 |
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