■2014年09月18日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
たいていの人は、相手が機嫌が悪いときに、ホメようとします。
ムスッとした顔の人には、おべっかを使えば、 機嫌がよくなるとでも思っているかもしれませんね。 しかし、これは心理学的にいうと、大間違い。 相手をホメる絶好のタイミングは、相手の機嫌がいいときです。 なぜかというと、機嫌が悪い人のことをホメようとすると、 「どうせお世辞なんだろ?」 「俺をからかってんだろ?」 「ホンネでは、そんなふうに思ってないんだろ」 と悪く解釈される恐れがあるからです。 機嫌の悪い人は、えてして、物事を悪い方向に、悪い方向に 解釈する傾向がありますから、こんなときにホメようとするのは 逆効果になってしまいます。 その点、機嫌がよくてニコニコしているような人は、 あなたがホメてあげると素直に、 「ありがとう、そう言ってくれて、ホントうれしいよ」 と応じてくれます。 機嫌がいいのですから、当然ですね。(略) 本当のホメ上手は、相手が機嫌のいいときを狙って、 最大の効果を狙うものなのです。
まゆの感想
例えば、寄付を頼む心理実験でも、
機嫌のいい人の方が、たくさん寄付をしてくれたそうです。 また、別の実験でも、自分の好きな音楽を聴いてから 異性の写真を見せると、何もせずに評価するより、 その異性を魅力的に評価したそうです。 つまり、機嫌のいい人、いいときは、知らず知らずのうちに、 他人に親切になるし、採点も甘くなるというのです。 機嫌のいいときに、ホメたほうが効果があるということです。 「ホメてなにかいいことがあるか、どうしてホメる必要があるの?」 という問いに、内藤さんは、 「一度もホメていないくせいに、相手に動いてもらおうとしても、 これは無理です。私は親だから…とか、私は上司だから… などと地位をかさにきて命令を出しても、うまくいきません。 なぜなら、私たちは、自分のことをホメてくれないような人のこと、 自分を喜ばせてくれないような人の話は、 聞きたくないと思うからです。 「どうしてホメる必要があるの?」などというテーマを あまり深く考えてはいけません。 そうではなくて、人と会うときには、自然にホメ言葉が 口から出てくるようなクセをつけることが必要です。 理由なんかわからなくてもいいのです。 そうすると、「目に見える効果」が出てくるはずですから。 目に見える効果を肌で感じることができれば、 「やっぱり、ホメるのは必要だよ」と体感できると思います」 と言っておられます。 機嫌のいいときに、自然にホメられるようにしていきたいですね。 「でも、ホメるところが見つからない…ないんだよね~」 なんてことありますよね。 そんな方のために、明日、どこをホメるかを書きますね。 お楽しみに(笑) |
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