■2014年08月20日の「今日のことば」■
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写真家の橋本和典さんから、こんな話を教えてもらいました。
例えば、同じくらい美しいモデルが2人いた場合。同じレベルの 2人ですから、どちらが選ばれるか意見が分かれるところです。 でも、こういう場合、数十人、数百人と、できるだけ多くの人に 見てもらうと、はっきりと傾向が現れるのだそうです。 最後に選ばれるのは、必ず感じがいいほうのモデルなんだとか。 感じがいいというのは、つまりやさしさ、性格です。 写真だけで選んでも、やさしいほうの人が選ばれるなんて、 写真のどこかに、そのやさしさはちゃんと写っているのでしょうね。 ちなみに、萩本欽一さんもこう言っています。 「僕は長いことテレビをやってて、 「あいつはうまいから使おう」なんて話、聞いたことない。 一番使われるのは、 「あいつはいいヤツだから使おう」っていう、 この言葉が多いですもん。 だとすると、演技なんかより性格を磨いた方がいいよ」 性格こそ、究極の才能のようです。 だから、人を蹴落とそうという思いがあるなら、いくら頑張っても、 逆に遠回りにをすることになる。
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そういえば、知り合いの社長もこう言っていました。
「面接で同レベルの人が残ったら、 あいさつと「ありがとうございます」が、 どちらが素直に言えるかで決める。 それでも迷ったら、笑顔が自然な方」と。 確かに、いっしょに仕事をする場合、 短期間の仕事なら、どんな性格の人でもなんとかやれますが、 長くいっしょにするとき、いろいろと手間がかかる仕事、 多くの人が絡んでくる仕事などの場合には、 とても無理だなぁと思います。 その人がいるために、周りがその人に気を使って、 本来の仕事が出来ない、なんてことになりますからね。 やっぱり、普段の生活習性や性格は、 にじみ出るものなんだなぁ、伝わるものなんだなぁ、 そして、わかる人にはわかるのだなぁ、と思います。 もちろん、とびぬけて才能があるとか、光っているものがあれば、 それはまた別でしょうが、一般レベルとか同じくらいのレベルなら、 やさしさとか性格、普段のつき合いがいいとか笑顔、あいさつ、 そんなところが選ばれる分岐点になるのだと思ったしだいです。 |
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