■2014年05月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
一体、脳の中には、潜在的に
どれくらいのモードが眠っていることだろうか。 今、脳の中に30の領域があり、それぞれに活動の 「アップ」と「ダウン」の二通りがあるとすると、 単純計算で約10億通りのモードがあることになる。 微細なニュアンスの違いも含めて、 脳の中に潜む様々なモードのうち、 ごく一部しか私たちは使っていないのである。 だからこそ、いろいろな経験をしたらよいと思う。 様々な可能性のうち、少しだけのモードしか知らないで人生を 終えてしまうのはもったいない。 自分が不慣れな状況に置かれて初めて立ち上がるモードを 楽しみたいと思うのである。(略) 人間の中に潜在的に存在するモードを引き出す、 最大のきっかけになるのは人間関係である。 とりわけ、普段は自分と異なる世界に暮らしている人たちと 接するのがよい。 一体、この人にはどのように接すればよいのかと、 途方に暮れるような関係こそが、脳の中の潜在する 新しいモードを引き出す。 気心の知れ渡った仲間と話すのも楽しいことだが、 時にはぎこちないコミュニケーションをするのがよい。 他者の存在が、自分の脳の中に潜在するモードを 引き出してくれるのである。
まゆの感想
脳の「モード」は、脳の様々なオン、オフで決まるそうです。
そして、脳のいろいろな場所の活動が上昇したり、 低下することによって、その時々の状況に合わせた脳活動が 生まれるのだそうです。 それは例えば、小さな子でも、自分のお兄さん、妹と話す時、 父母と話す時、知らない人と話す時など、それぞれ違えているように、 モードを変える脳力が人間には元々備わっているそうです。 しかしながら、そのモードをどれだけ開発していけるか、 使っていくかは、その人の経験や人間関係が大きく影響するようです。 機能するモードが多ければ、生きやすさも、感性も、仕事の幅も 違ってくるそうですから、そのためにも、いろいろと経験したり、 人間関係を持ったりすることが大切なんですね。 特に、新しいことにチャレンジしたりするのは、 モード開発にはもってこいのようですよ。 脳のためにも、いろいろとやって、人間関係も持ち、 自分のモードをどんどん引き出していきましょう。 だって、自分の中には10億個のものモードが あるかもしれないのですから。 |
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