■2014年05月14日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人は、自分が思っていることを
話すのではありません。 話して初めて、自分が何を思っているかに気づくんです。 ですから人は、自分が何を思っているかの 整理をするためだけに、話すこともあります。 そんなときに、 「それは正しい」とか「間違っている」とか、 いちいち言われたら、怖くて話せませんね。 「今は聞いてあげよう、この人のために」 と思ってくれる人が側にいるかいないかが、 人生のあり方を大きく変えます。
まゆの感想
人と話しながら、
「あ、私こんなこと考えてたんだ」「考えがまとまった」 「あ、そうそう、これを言いたかったのよ」 なんてはっきりと自覚すること、ありますよね。また、 「あ、それだ、わかった~!」 「そうか、こうすればいいのか、そうだそうだ」 などと、気づきや発見もあるし、なにより、 「話したら、すっきりした~」 なんてことは、よくあると思います。 人は、誰かに話すことによって、 脳内のあれやこれやの回路がつながり、 それがカチッとつながり道筋が通ると、 自分の中で筋道が見えすっきりしたり、分かるのですね。 特に女性の場合は、男性より脳梁が太いために、 脳内をいろいろな思いや考えがグルグルと循環する傾向が強く、 男性より、考え過ぎ、悩み過ぎると言われています。 だから、ああでもないこうでもない、あれもこれもと話しがちに なりますが、そうしながら、自分の脳の回路を 必死でつなげようとしている、とも言えるのです。 男性の場合は、女性よりもシンプル脳で、 深く考える脳力があるので、自分の考えをさらに強化するために、 話すことが多いとも言われています。 人が話すことの目的は、単なるコミュニケーションだけでなく、 自分の中で「何かを結合させたい」、 「自分を強化したい」ということでもあるかもしれません。 また、誰かの話を遮らず、うんうんと耳を傾けると、 自分の脳も働き、脳内回路をつなげようとするので、 脳の活性化にいいとされています。 聞きながら、そうかな?とか、それは違う、とか、 それはいいね、なんて思っていることも多いじゃないですか。 ですから、聞くことも脳にはいいということです。 聞き手が損なわけではなく、聞いているほうの脳も活発に働き、 さらには、つながりがよくなるようなので、 イライラせずに、自分のためにもいいと思って、 誰かの話を遮らずに、聞いてあげてみてくださいね。 また傍らに、自分の話をよく聞いてくれる方がいるなら、 その方に、感謝していきましょう。 自分の脳内整理につきあってくれているのですから。 |
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