■2014年05月12日の「今日のことば」■
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ネットでニュースはチェックしているから十分、
という考え方もあるでしょう。 けれども、なぜネットでなく紙の新聞にこだわるかには、 訳があります。 ネットだととりあえず「Yahoo!ニュース」などのリンクの 見出しが並んがトップページを見て、 興味のある記事だけクリックして、読んでいくでしょう。 紙の新聞なら、自分の関心以外の記事も自然に目に入ってきます。 私は、自分の関心以外のニュースや情報を、 敢えて「ノイズ」と呼んでいます。 ネットはノイズなしで自分が知りたいことだけを知ることができます。 結果として、関心のあることには詳しいけれども、それ以外には 全然興味をもたなかったり、知らなかったりということになります。 でも、紙の新聞では、目に入った隣の記事までつい読んで しまうことが、結構あります。(略) 「教養とは何か」というのは、非常に難しい問題ですけれども、 専門分野以外のことでもいろいろな人と語れる。 その興味や知識の幅も、教養ではないか、と思うのです。
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さらに、池上さんは、こんなことも言っておられます。
「あるITの専門家が、これからは、誰でも検索すれば、 リアルタイムで最新の情報が手に入るのだから、 検索のスキルことが大事になってくる、と語っていました。 確かに一理あります。そういう考え方をする人もいるでしょう。 ただ、そういう話しを聞くと、 「それだけではないのでは?」と思ってしまいます。 検索能力は必要な能力ですが、あるキーワードで検索して 引っ張ってきたものと、別のキーワードで引っ張ってきたものを 重ねることによって新しい発想を生み出す。 そこまでできないと、あまり意味がないと思うのです。 「組み合わせて引っ張り出す能力」といっていいかもしれません。 頭の中から、そのときに合わせて適切な知識を引っ張り出す。 あるいは知識と知識を組み合わせることによって自分なりに 発展させる… そのような能力こそが、今必要なのではないでしょうか」 私は、かなり知識が偏っていて、知りたいこと、 好きなことには力を入れ、人より知っているけれど、 それ以外のことには割合無頓着で、無知だと思っています。 そう知っているので、紙の新聞も読んでいますが、 紙の新聞から得るものは大きいと感じます。 また、検索だけで知識を得るのは、かなり危険だともわかります。 自分の知識を幅を狭めないためにも、偏りを減らすためにも、 紙の新聞ちゃんと読もうと、思ったしだいです。 |
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