■2014年04月03日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
人生の先輩から学ぶ…
経験を積んだ人は、すべきでないことをよく知っています。 たいていの場合、それはすべきことを知っているのと 同じくらい重要なのです。 シラキューズ大学のアシスタントコーチをしていたとき、 ジム・ボーハイム監督が選手たちに優しく接していることに 気づきました。 私は彼のやり方に疑問を感じ、ボストン大学に移ったときに、 選手たちに厳しく接することにしました。 ここで、私は二つのことを学びました。 一つは、人間の能力にはほとんど限界がなく、 選手が信頼してくれているなら厳しく接しても 効果があるということです。 重要なのは、選手に無理やり猛練習をさせるのではなく、 猛練習をするのを好きにさせることです。 もう一つは、ネガティブなやり方は、 長期的には効果がないということです。 脅しは短期的には人々をやる気にさせますが、 しばらくすると、彼らは精神的に疲れて、やる気を失います。 その点、ジムは甘いように見えたのですが、 選手たちは、みな彼を慕い、彼の下でプレーするのが大好きでした。 私はジムのやり方も有効であることにようやく気づき、 さすがに名監督だと思って彼のやり方を取り入れることにしました。
まゆの感想
著者のリックさんは、先輩たちのやり方を見て、
「すべきでないことと、すべきこと」 を学ぶことが、とても大切だと言っています。 しかし、さらに大切なことは、 「ただ、非難するだけでなく、それを賞賛するだけでなく、 それを見習い、取り入れて、それを実際にやっていくこと。 学んだだけで終わったら、学んだことにならない」 と、言っています。 ある人生の先輩を見て、 「ああ、こんなふうになりたくない」 と思うなら、その先輩を反面教師として、 そうならないように、していかねばなりません。 また、もしかしたら、多くの先輩たちの話に耳を傾ければ、 すべきでないことを事前に教えてくれるかもしれません。 逆に、「こうなりたい」と思ったり、 「こうしていけばいい」と学んだら、 そのいいところを見習い、取り入れて、 実際にやっていけばいいのですね。 学んだら、自分の生活ややり方の中に実際に取り入れて やっていく、行動にうつしていく…これが、大切なのですね。 かたくなに、うまくいっていない自分のやり方に固執せず…ね。 |
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