■2014年03月13日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
「そのうちなんとかなる?
いや、ならないよ。 自分の人生は、自分で切り開くんだ」 「なんとかなる」という言葉には、両面がある。 何もしないで他人任せの「なんとかなる」では、 なんともならない。 やるだけのことをやってからの 「なんとかなる」とは、確実に一線を画す。 そこを勘違いしている人が多いのではないか。(略) 漠然と「なんとかなるだろう」と 思っているあいだは、何も変えられない。 自分自身が「こうしなければ」という意識を持った時に、 はじめて人は依存心を断ち切り、 自らの行動に変化があらわれるようになる。 何もしないで、「そのうちなんとかなるよ」と 言うのは、ごまかしだ。 ごまかしているうちは、何も変わらない。
まゆの感想
大越さんは、さらに、
「何か問題にぶち当たった時、自分が 「なんとかしよう」「脱皮しよう」と決心しない限り、 局面は変わらない。 参考書をたくさん積んでおいても、1ページも読まなかったら、 何の役にも立たない。 病気になった時、自分が病気を治そうと思わなければ、 医者も薬も無用の長物になる」 と言っておられ、 人を頼って、グズグスいってばかりいる子には、 「自分でなんとかせい!」一喝するそうです。 自分がなにもせず、なにかあると誰かに「なんとかして」と 毎回泣きつき頼み込み、無理やりなんとかしてもらってばかりいると、 そのときは、なんとか取り繕えておさまったかのようにみえても、 結局は、また同じような問題が繰り返され、結果的に、 「なんとかなる」「良い方に向く」「上手くいく」 なんてことはないように思います。 また、その泣きつける人頼める人が、いつかいなくなる、 そんな恐怖や心配事もつきず、自分の解決能力も信じられず、 不安だらけなように思います。 逆に、自分がやれることを考え、できるだけやってみて、 それでも万策尽き、どうにもならず、 「でも、やるだけやった、だから、もう天にまかせよう」 と思える人は、 「これからどうなっても、なんとかなる。 自分でなんとかしていける、なんとかしていこう」 と、心と肝が定まり、静かに運命を受け入れ、 不安や心配から解き放たれるように思います。 そして、そうしてきてこそ、天は、神さまは、人は、 その人を助けてくれる、次なる道を示してくれる…と、 私は思っています。 |
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