■2014年02月24日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
私たちは本来楽をしたい、なまけたいという気持ちを持っています。
ですから、心と体によい座禅、呼吸法でも、ときどき、続けるのが 嫌になり、なまけようとします。 このようなときに「一寸の線香 一寸の仏」という 一休さんの言葉を思い出してください。 これは本来、 「一寸の線香 一寸の仏 寸〃積みなす丈六の仏 三十二相 六十種 自然に荘厳(しょうごん)す 本来の人」 という詩です。 一寸の間でも座禅をすれば、 自分の価値、徳は、一寸の分だけ大きくなる。 これをいつもやっていれば、 奈良の大仏のように一尺六寸もある偉大な仏になるのだ。 仏の清らかな上にも、かたじけなく感ずるような姿、 これが本来私たち全員が持っている姿なのだ。 それが自然に現れてくるのだ、という意味の詩です。 何かけだるくなる、あまり気が進まない、 やる気がしない、というような場合には、 「一寸の線香 一寸の仏」 と口ずさむと意外に元気が出て、やる気が出てきます。
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