■2014年01月22日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
社内で何気なく使われている言葉は、要注意である。
何気なく使われている言葉こそが、 その組織の実態であり、DNAなのだ。 人が発する言葉で人生を創っていくように、組織もそこで 働く人たちが発する言葉によって未来を創っていく。 すっかり埃をかぶっている、美辞麗句を並び立てた掛け軸が 社長室に掲げられていても、それらはまったく効果がない。 言霊(ことだま)という言葉があるように、 言葉には命が吹き込まれている。 何気なく日常で使われている言葉は、 呼吸して血液が流れて命が吹き込まれているが、 埃をかぶった美辞麗句は呼吸もしておらず、 血液も流れていない剥製(はくせい)である。
まゆの感想
著者の千田さんは、コンサルタン トとして、
過去10年間で1000人を超える20代の ビジネスパーソンたちと膝を突き合わせ、 1対1の喜怒哀楽に満ちた対話を繰り返してきたそうで、 その過程で、10年後に成長した人と落ちぶれた人には、 明確なたった一つの違いがあったということに気が付いたそうです。 見事に落ちぶれていった20代たちは、 「NGワードなるものを頻繁に口にしていた」のに対し、 現在成長して大活躍している人たちは、20代の頃、 「決してNG ワードを口にしなかった。」 ということです。 そして気がついたそうです。 ビジネスに限らず人生すべてにおいて、 「これを言ったら必ず成功する」という言葉などないのに対して、 「これを言ったら必ず失敗する」という言葉はあるということに。 確かに…会社には、こんなふうに必ず言い合う、 なんて話や言葉がありますね。たとえば、 「まったくやってられないね、この会社はひどいね」とか、 「ま、言われたとおりにだけ、やっていればいいんだ、 やるだけ無駄、やればやるほど損をする」 また生活でも、だれかれに合えば、 「疲れた」「体調が悪い」「いいことがない」「お金がない」 「やってられない」「やっても無駄」「年だから」などなど、 ついつい言っていることがありますが、千田さんは、 「人生を変えたかったら、まずは日常で発する言葉を 変えなければならない」 「会社を変えたかったら、まずはそこで働く人たちの 日常で発する言葉を変えなければならない」 と、言っています。 その通りだなぁと思ったしだいです。 |
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