■2013年12月18日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
プラスの気持ちを生き生き伝えるためには、
「表現力」を磨くことが必要です。 さっそくやってみましょう。 S男さんは、いつも仕事ぶりに感心した後輩をほめてみました。 「君は女なのに、仕事ができてうらやましいなぁ。 僕なんて、いつもとろくて困っているのにさ」 後輩は内心、女だから何?と思いつつ、 「とろいなんて、そんなことないですよ」 と、S男さんを慰めるはめに…。 おやおや、ちっともほめたことになりませんでしたね。 T子さんは、同僚をほめてみました。 「あなたって、いつもハッキリしててすごいよね!」 言われた相手は「そう?」と答えながら、 ひょっとして皮肉かしらと身構えました。
まゆの感想
「○○は、ほめてもちっともいい顔しない、ほめ甲斐がない」
なんて思い当たることがある方は、案外、 ほめ方に自分の癖がでているのかもしれません。 それか、自分では知らずに、こう思っているかもしれません。 「ほめるのは悔しい」「自分の方がほめてもらいたい」 自分の気持ちに中にこんな思いがあると、 恐らく、自分はほめたつもりでも、相手には伝わらず、 ???とか、皮肉?などと逆に誤解されてしまうことにもなります。 この本によると、ほめ方のコツは2つあるそうです。 1.具体的に言う 「あなたっていい人」よりも 「昨日、私のことフォローしてくれてありがとう。 すごく助かった」のほうが、言われた人はうれしいでしょう。 「君は仕事ができる」よりも 「こんな難題をよく切り抜けたね。実にいい発想だ」 の方が、何を評価されたかはっきりわかります。 「センスがいいわ」よりも、 「スーツ姿もステキだけど、今日のラフな格好、とてもあなたに 似合っている。そのシャツの色なんか、いいじゃない」 と言われたらうれしいでしょう。 2.比較や先入観なしで 「さすがね、私にはとてもできない」 というふうに自分を下げた言い方や 「あいつはいい加減だが、君のことは信頼しているよ」 のように他の人と比較する言い方をすると、 相手は素直に受け取れません。 また、「若いのにしっかりしている」 「男の割に細かいことによく気がつきますね」 など、年齢、性別、立場などによる先入観を前提にした言い方は、 プラスの気持ちが伝わりにくくなります。 このコツを読むとわかるように、その人を「ほめる」というより、 「その人のした行為行動(プロセス含む)を 認める、評価する、感謝する」 ことの方が、相手にとってうれしく心に響くという気がします。 ヘタにほめるより、 「今日の○○の発表は、すっきりとしててわかりやすかったね」 「あのシュートは、すごかったね、がんばったね」 「この料理はとてもおいしいよ、ありがとう」などと。 ほめ方がヘタだ、いつも皮肉にとられる、 うまく相手をうれしい気持ちにさせてあげられない、 なんて自覚がある方は、ぜひ、具体的な その人がした行為行動を認めてあげてくださいね、 あ、自分と比較したり人と比較したりしないでね。 相手の喜ぶ顔は、こちらもうれしくなるものですよ~ |
|