■2013年12月09日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
失敗することで『マイナスの感覚』に
陥ってしまう人が多いようですが、僕は反対に、失敗すると、 「しめた!これはネタになる」とニヤけてきます。 すんなりうまくいった話しなど、あとで人に話しても ちっとも面白くないからです。 ちょっと遠回りして、何度も苦労した話しの方が、 必ず人は面白いと思って聞いてくれるし、 何よりも、人は僕の話を聞いて失敗せずにすむわけです。 「こういう失敗が必ずあるから、注意したほうがいいよ」 と僕も人に教えてあげあげられるのですから、 僕らは自分たちのことを「失敗先発部隊」と言って、 失敗を大歓迎して、克服することにより、 人の役に立つことができることを喜んでいます。 マイナスの感覚を起こす人は、2~3回失敗すると、 「やっぱり無理だ」と思ってしまうようですが、僕などは、 「10回失敗したほうがおもしれぇ」と思っている人間なので、 少々の失敗では傷つかないのです。 反対に失敗で傷つく人は、絶対に失敗したくないと、 失敗すること自体を怖れているから傷つくのです。
まゆの感想
確かに、すんなりうまくいった話しを聞くより、
失敗した話や、うまくいかなかった話し、何度もコケた話しなど、 そして、ついにこうなった、などという、 七転び八起きの話しの方が面白く興味深いと思います。 知り合いに、20代半ばで、突然医者を目指し、 医者になるなら「東大に入る」と決めて、そしてなんと、 11浪して、本当にお医者さんになった方がいます。 医学部11浪は、東大のギネスだとか聞きました。 その方の話は本当に興味深く、聞きたいこと満載です。 すんなり、東大の医学部に入った方の話しは、 恐らく「へえ、すごいなぁ、出来が違うんだね」で終わるけれど、 11浪、つまり11回も失敗して入学したと聞くと、 いったいどうやったのか、その間何をしていたのか、 その後どうしたのか、なんでくじけなかったのか、 などなど、聞きたいことばかりでいっぱいになります。 なにより、その努力やあきらめない原動力に感動し、 自分もまだまだ頑張ろう、なんて気にもなります。 失敗は、ネタにもなるし、自分の力にもできるし、 話題にもなるし、さらに言えば、人の力にもなる、教訓にもなる… そう思えば、失敗を怖れることはないな、なんて思えてきました(笑) |
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