■2013年07月09日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
あがきにあがいて、ちっとも前に
進んでいるような気がしないけれども、 木立がぱっと開けたところから見ると、 ずいぶん高く登ってきたことがわかります。 眼下には、美しい川や、 これまで登ってきた山々が青々と見えるのです。 こうした山登りのようなものが人生なのではないでしょうか。 森の中にいると気がつかないけれども、 急に木立が開けたり、あるいは深い霧が晴れたりすると、 道程と今の場所がわかったりするようなものです。(略) 人生で遭遇すること、 その中には嬉しいことばかりでなく、 悲しいこと、みじめなこと、悔しいこと、 怒りをこらえなければいけないこと、 そんなことがたくさんあります。 それらに真摯に向き合うことで、おのずと意味が 浮かび上がってくるのではないでしょう。 いつか振り返ってみたときに、 人生という道が、できてくるのではないでしょうか。
まゆの感想
その中にいると見えないけれど、そこから離れてみると、
自分がかつていたところがよくみえる… そんなことはよくあります。 その中にすっぽりと入っていると、 きっと、見えないのでしょうね、 いいことも、わるいことも…。 見えているような気がしていても。 そして、振り返ってはじめて、 ああ、あんなところだったんだ、 ああ、ここまできていたんだ、 と、気づいたりもします。 自分の人生を振り返ってみたとき、 山あり谷あり、石ころだけらの道のりでも、 その景色が、誇れるようでありたい、 そして、いろいろな色が混じり合い、 美しいといいなぁと思いました。 そんな人生の道を歩いていきたいと思うこの頃です。 |
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