■2013年06月18日の「今日のことば」■
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際限なくどんどん大きくしたい、というのが企業の論理だそうです。
それが資本主義の原理というものかもしれませんが、 私にはよくわかりません。 なぜ適度な大きさではいけないのでしょうか。 なぜ肥大化していかなければならないのでしょう。 際限なく「大」を求めたものは、たいてい「病」や「狂」に 入っていく、というのが私の持論です。 「大」のことは人間の手に余るのです。 「大」なことはヤバイのです。 一時は飛ぶ鳥を落とす勢いで全国の土地を買収し、一大企業を 築き上げてビジネスの世界に君臨した鉄道会社のトップがいました。 世界有数の資産家として名を馳せた彼も、結局、 自ら不正に手を染めていたではありませんか。(略) つまり「大」になると、よそから分捕らないとやっていけない、 という「悪」の構造に必然的になってしまうのです。
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「大」を求めていくというのは、
そのためなら、手段を選ばず、人の心や体などは目もくれず、 他の国、他人のものを捕っても、正当化され、 ただただ肥大に突き進み、いったん肥大しても、 さらに肥大することが必要になったり、肥大したくなり、 果てしなく肥大していくことに取りつかれ、 肥大だけが目的になる… 一度、「大」に進み出したら、後には戻れない、 そんな印象を私は持っています。 肥大して何をするか、どうなるかは、 顧みない、いえ、顧りみえなくなる… そして、当初はあったであろう、 自分の夢や目的から大きくはずれてくる…そんな印象です。 私のような一般人にはわからない「大」の魅力があるのでしょう。 そして、「大」があるから、発展したことも多くあるし、 ものが安く買えるなどの恩恵もあるので「大」を否定しませんが、 現在の「大」への欲求は、これから先の人間の幸せに向かうとは とても思えないのです。 「大」にあこがれ、「大」を求める方には、 「大」の先にあるもの、「大」の先に広がる世界にも 目を向けていただき(良いことも悪いことも) 自分の人間としての心を失わず、心の穏やかさを失わず、 人の幸せにつながる「大」にしてほしいなあと願います。 |
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