■2013年06月03日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
潜在的な恐怖、臆病、不安、迷いは、わかりやすくいえば
自動車のブレーキのようなものです。 ブレーキという危機管理機能があるからこそ、安全運転ができる。 ここまでなら、何も問題はありません。 ところが、そのブレーキを踏みすぎる人が多いわけです。 障害物もないのに、ブレーキを踏んでしまう。 見晴らしのいい一本道でブレーキを踏んでしまう。 危険なんかどこにも迫っていないのに、 思わずブレーキを踏んでしまうのです。 これは具体的にどういうことかというと、 何をやるにも失敗を恐れ、なかなか決断しようとせず、 いつも人の目を気にして、「○○があったらどうしよう」と、 どうしても次の一歩を踏み出せない。 変わりたいと思っても、周囲の目が気になってできない。 転職したいと思いながらも、独立したいと思いながらも、 失敗したら困るからそれができない… 告白したいけれど、断られるかもしれないと思って告白できない… はっきり言って、これでは夢がかなわないのも当然です。 ブレーキばかり踏んでいたって、車は1ミリも前には進みません。 前に進もうと思うなら、ブレーキペダルから足を離して、 アクセルを踏み込む必要があるのです。
まゆの感想
この本によると、3~14歳くらいまでの間に経験したことのうち、
「恐怖」「不安」「迷い」といったブレーキ体験の方が 潜在意識に刻み込まれやすい、そうです。 とくに、両親から過保護に育てられたり、 「あれをしてはダメ」「これをしてはダメ」と束縛を受けて 育った人は、大人になってもその縛りから離れられず、 「ブレーキ癖」がついていて、危険でもない場面でも ブレーキを踏みがちだそうです。 そんな方は、あれこれ考えるとすぐにブレーキに足がいくので、 素直にアクセルを踏めばいいということです。 また、「しっかりと目的地を設定する」ことが大事だそうです。 人生が面白くないとか仕事がうまくいかないと悩んでいる人は、 自分が進もうとする目的地が見えていないので、 ブレーキばかり踏んで、アクセルを踏めずにいるということです。 心のブレーキを踏んでばかりいて、あれをしちゃダメ、 これをしちゃダメ、失敗しちゃダメと自分を押さえつけると、 安全かもしれませんが、生きる楽しさも半減するように思います。 だって、人生の楽しさは、わくわくどきどきするようなことや、 ダメの中に潜んでいることが多いように思うからです。 これからも生きていくなら、 ブレーキばかりかけていたらつまりません。 自分がやりたいことの一つくらいには、チャレンジしてみて、 わくわくどきどきする気持ちも味わった方がいいように 思うのですが、どうでしょう? |
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