■2013年04月09日の「今日のことば」■

「今日のことば」

自己犠牲をしている人は、他人にも犠牲を求めます。
自分だけ犠牲になって、他人は楽しそうにしていると、
なんだか納得できない、自分だけ損している、
私はこんなに自分を殺して尽くしているのに…となってきます。

「私もデメリットを我慢しているのだから、あなたもデメリットを
　我慢しろ。私が犠牲になっているのだから、あなたも犠牲になれ。
　私ばかり損をするのはイヤだ、あなたも損をしろ」
こんな共倒れ思考では、なんのための犠牲なのかわかりません。
だれも、満足しない。
「いっしょに楽しく生きる」のではなく、
「いっしょに悲しく死のう」ということでしょう。（略）

「私はいつも損ばかりしている」と思う人は要注意。
もっと得をとってください。
自分がメリットを得られる場所を選んで、
自分が気持ちよい人間関係を選んでください。
よい人間関係の基本は、お互いに気持ちよく、
お互いにメリットを得て、お互いに得しましょう、というものです。
自分が満足できる生き方を探して、
編み出して、生きてほしいのです。

		出典元	「自分らしさ」を出せる人　出せない人
		おすすめ度	※おすすめ度について
		著者名	鴨下　一郎

まゆの感想

特に「自分が犠牲になることが満足につながっている」
という人でなく、
「不満だらけなのに、自分を犠牲にしてしまう人」は、
他の人にも、同じような犠牲を求めてしまうことが多いそうです。
ちっとも自分の満足につながらないのに、自分を殺している、
こういうのはムダな犠牲だそうです。

そして、もしも、
「「私はあなたのために自分を犠牲にしています。
　　あなたのメリットしか考えていません」
　といわれたら、恐ろしくないですか？
　お願いだから、そんなに自分を犠牲にしないでくださいと、
　頼みたくなりませんか？」
と、この本では、自分を犠牲になることについて書いています。

本当にそうだと思います。
自分を犠牲にして、誰かに尽くすことや、誰かを助けることは
すばらしいことかもしれませんが、それによって、
疲れて、不満だからけになって、笑顔がなくなって、
自分の人生もなくなっては、何の意味もありません。
「自分が犠牲になることが満足につながっている」かどうかを
一度見直してみて、もしそうでなければ、自分の生き方、
あり方、人間関係を変えていくことが必要かもしれませんね。