■2013年03月06日の「今日のことば」■
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ある日、中山先生から、こんな質問をされました。
「中村さん、『感謝』の反対は何だと思う?」 「『感謝』の反対?うーん、なんやろ、『不満』かなあ?」 「そうですね、では、『ありがとう』は、どうでしょうか?」 むむむっ…と悩んでいる僕に、中山先生はおっしゃいました。 「『ありがとう』の反対は『当たり前』ですよ」 私たちは大いなる命をいただいているという 喜びの世界に住んでいながら、それが 「当たり前」だとついつい思ってしまいがちです。 毎日、毎日を生きていること、 そして食べ物を口にできていること。 それらを、当たり前ではなく、 ありがたいで受けとめることが大切だ、大病を患われたことから、 今は両の目が不自由な中山先生のおっしゃる言葉に、 いつも心が洗われたような気持ちになるのです。
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ここに出てくる中山先生とは、日本でいちばん歴史のある
教育集団「修養団」伊勢道場の元道道場長で、 中村さんの、人生の師匠の一人だそうです。 入院しているので、病院ネタになりますが、 当然ながら、患者さんにはいろんな方がおられます。 体調が悪くても「ありがとうございます」と言える方もいれば、 食事を大きなテレビのあるディルームに、看護士さんに、 わざわざ運んでもらっても、「ありがとう」を 言えない方もいらっしゃいます。 (ディルームで食事が出来るのは、比較的元気な方々です) 別に、必ず「ありがとう」を言わなければならないと いいたいのではなく、この違いは、どこから来るのかなぁ…、 言わない方々、言えない方々は、恐らく日々の生活でも 言わないのだろうなと勝手に思ってしまいました。 人間、こうして生きていること、元気なこと、 自由に動けること、何かをしてもらうことが 「当たり前」になってしまうと、ついつい、 感謝や、「ありがとう」と気持ちを表すことを、 省いたりしがちですが、決して「当たり前」ではないことを 忘れないようにしようと思ったしだいです。 |
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