■2013年03月05日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
僕の話を聞いて、なにやら興奮した様子の子どもに、
夢や目標を聞かれたら、たいていの親は、 「お父さんにだって目標くらいはある」と答えます。 「いずれは会社を辞めて自分で起業し、もっとやりがいのある 仕事をしたい」などと説明するでしょう。 しかし、そのあとに、悪魔の言葉がでます。 「でもな」の一言です。 「おまえら、家に帰って実験してみたらいいねん。 たいていの大人は、目標は3分で話すけど、 出来ない理由は30分かけて説明するんや。 夢を語ったあと、きっと、「でもな」が出てくる。 「おまえも知ってのとおり、うちは金がない」だの、 「お母さんもやりたいことはあるけど、忙しくて時間ない」 「おばあちゃんが病気だから」だの、ありとあらゆる 「できない理由」が出てくるから、試してみ」(略) 僕に言われたとおり実験をして、夢を語った直後に できない理由を言う大人を見たとき、子どもは少なからず、 がっかりするでしょう。それを記憶していれば、 「でも」が悪魔の言葉だと実感できるはずです。(略) 「できない」と感じた瞬間、「今、何ができるか」を考え、 やれることを探すというように自分を変換することができたら、 最高ではないかと思うのです。
まゆの感想
中村さんは、
「できない理由を言わない。今、できることをやる」 が大切だと言っています。 できない理由は、それこそ山のようにあります。 そして、その理由を受け入れたら、 何もできないかのように錯覚してしまいます。 しかし、 にもかかわらずできること、 今、だからこそできること、 今だって、やればできることなど、必ずあるはずです。 それを見つけて、実際にやっていく大人でありたいと思います。 大人たちが、出来ない理由ばかりを並べていては、 子どもたちに、夢を与えることも、目標に向かうことも、 なにより、どんな状況だってできることがあるという 逞しい生き方を教えることはできないと思うのです。 「でもな」「でもね」を連発し、 できない理由を30分説明する大人より、 自分の目標に向かうために、 今、こんなことをしているんだよ、 と、言えるようでありたい、さらに、 本当にそれを実行している大人でありたいと思います。 |
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