■2012年12月19日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
たくさんの曖昧な知識より、一つでも正確な知識を。
会話の最中、肝心の固有名詞が思い出せなかったり、 または最初からきちんと覚えていなかったりで、 歯がゆい思いをしたことはありませんか?(略) 偉人ネタでも陶芸ネタでも何でも、 ポイントとなる事項をしぼってその部分を曖昧にではなくて、 きちんと覚えいることが重要なのです。 何度も言うようですが、常にメモをとることであるとか、 日頃からの“ネタ仕込み”の努力が、 後に大きな成果となって表れてくるのです。 ですから、人の話をただボーッと聞いているようでは ダメなのです。 講演会でも、本を読んでいても、テレビを見ていても、 はたまたスナックやバーで飲んでいるようなときであっても、 いつでも心にヒットした言葉は、即メモをとるくらいの 気持ちでいてちょうどいいのです。 そして、メモしたことはインプットで終わらせず、 アウトプットして引き出しを作ることです。 ただ注意点として、“知ったかぶり”と思われないように、 サラッと流すことが大切です。
まゆの感想
「たくさんの曖昧な知識より、一つでも正確な知識を」
というのは、私にとってはとても痛いことばで、 本当に、その通りだと思います。 私は、本を読み、取材もしているので、知識は増えますが、 数字、年代、人の名前、漢字、などになると、 とても正確には、覚えておれないのです。 そして、かなり曖昧になりがちなのです。 後で、調べればいいや、なんて思う気持ちもあるからです。 これでは、いけないと思っています。 これから、人に話すときには、それが話のネタだとしても、 正確な知識を一つでも言えるようにすると決めました。 例えば、先日、クレオパトラに美人の妹がいたことを知り、 その話を誰かにしたいと思ったのですが、記憶が曖昧なのです。 「クレオパトラに妹がいたらしいよ、暗殺されたらしく、 お墓がみつかったんだって」 などと、話してしまい、 「名前は?お墓はどこで見つかったの?いつ頃?」 と、質問されると、正確なことが言えませんでした。 これを、調べて覚え、 「妹の名前はアルシノエ、クレオパトラと政権を争い敗れ、 クレオパトラに関するものはほとんど見つかっていないけれど、 トルコのエフェソスに墓が見つかったとか。 紀元前48年頃らしく、骨の鑑定から推定16歳くらい、 暗殺によるものではないかと言われているそうだよ」 くらいは、言えるようになりたいと思います。 この方が信頼をもって伝わるし、説得力もありますよね。 なにより、自分の生きた知識になりますしね。 |
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