■2012年10月30日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
十分に睡眠を取ることで、記憶が完全に消え去って
しまうわけではもちろんありません。 しかし、人間には不愉快な記憶は消化されて、 そのうち気にならなくなっていく、 自発的には思い出すことがなくなっていく、 そのような合目的な脳のメカニズムがあるのです。 その記憶が処理されるプロセスに、 睡眠はとても重要な役割を果たしていると考えられています。 寝て忘れられる、正確には 「寝て気にならなくなる、別のことを考えられる」 と言うのは、健康な脳の機能でもあるのです。 人間の記憶には自然な「治癒能力」があるのです。(略) 気にならなくなる、忘れるというのも、 高度で重要な脳の機能です。十分な睡眠を脳に与えてあげて、 イヤな記憶を処理しようとしている脳を助けてあげましょう。
まゆの感想
この本によると、
脳科学の研究が示しているのは、よく眠れている人は、 喜びや希望など前向きな感情を持ちやすく、 逆に十分に眠れていない人は、怒りや不安などマイナスの 感情を持ちやすいというのです。 そして、「イヤなことは寝て忘れてしまおう」 というのは、日常よくある程度の「イヤなこと」ならば、 正しい事実なのだそうです。 イヤなことがあっても、くよくよと考えてしまうより、 寝てしまって、次の日にもう一度考えてみた方がいいようです。 そういえば、次に日になったら、あまり気にならなくなったり することも多いですよね。 イヤなことがあったら、それが気になって眠れない、 なんて方もおられると思いますが、そんなときは、 ただ横になって、脳を休めてあげるだけでも違うようなので、 そうしてみましょう。 ずっーと考え続けたり、悩んだりするより、 いったん、タイム、休息、睡眠をとった方がいいというのが、 人間の脳機能の自然な姿であるようです。 |
|