■2012年07月12日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
私にはひとつの夢があります。
臨終の床に伏し、いままさにあの世へ旅立とうとする、 そのいまわの際に妻の手を握り、 「長いあいだ、ありがとう」と感謝の言葉を口にする。 すると妻も、思わずギュッと握り返し、 「私のほうこそありがとう。あなたのおかげでいい人生でした」 と、涙を浮かべながら、やさしく微笑んでくれることです。(略) 実際、世の中には「ありがとう」の言葉を残して、 死出の旅に立つ人は意外にたくさんいます。 そんな話を聞くたびに、凄いなぁ、私もそうありたいと思います。 長い結婚生活のあいだには、行き違いも喧嘩もあったでしょう。 楽しいときばかりでなく、つらいときや苦しい時もあった。 短所も欠点もあるのが人間ですから、相手を嫌ったことも、 離婚を考えたこともあったでしょう。 にもかかわらず、最後にそんな自分たちを 「これでよかったのだ」と肯定し、 「ありがとう」といって去っていく。 人間というのは、とてつもなく凄い動物です。
まゆの感想
こう思っているので、西田さんは、
「ある日突然、「あなたのおかげで、つまらない人生でした。 離婚届けに判を押してください」などと、ゆめゆめいい出される ことのないよう、いまのうちから日夜努力を怠らずにいます」 と、いうことでした。 私も、すべての人に、すべてのことに、 そして自分に、感謝して死んでいくのが夢です。 「いろいろあったけど、すべてにありがとう。 いい人生でした、本当に幸せでした、ありがとう」 と、言って死ねたら本望です。 そう言えたら…嬉しいですね。 そう言って死ねるかどうかは、今の生き方ひとつだと思うし、 いまわの際にだけに、感謝してもそれは自己満足だけなので、 この頃は常に、できるだけ、 細やかなことにも感謝するようにしています。 いい死に方をしたいと思います。 そのために今の生き方を大切にせねばと思うこの頃です。 |
|