■2012年04月25日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
売らんがための商売ではなく、
この味を本当に気に入った人が、 買ってくれればいいというのが、 「小さざ」の経営理念なのです。 華々しさを求めるのではなく、自分流を貫く。 チューリップやダリアのような花ではなく、 レンゲのような花があってもいい。 ひっそりと咲いていても、評価する人は評価してくれる。 小さざはまさにそんな会社なのです。
まゆの感想
この本に吉祥寺の「小さざ」という店が紹介されています。
店舗面積一坪(2畳)ほどの店で、商品は、 「ようかん」と「もなか」のたった2種類。 しかも、駐車場もなく、広告もせず、テレビ雑誌の取材を 受けることもほとんどないお店ながら、年商3億円以上、 40年以上前から、早朝から行列がとぎれないということです。 その店の経営理念が今日のことばです。 このことば通りの経営をし、お客様から長い間、 圧倒的な支持を受けている… そのような会社が実際にあるのですね。 この店の「ようかん」は、品質を保つために、 1日150本しかつくれず、1人5本しか買えません。 朝10時開店ですが、朝8時半には番号札が配られ、 番号札があれば営業時間内なら、ようかんを買えます。 この番号札を目当てに、深夜早朝から行列ができるそうです。 (この本が書かれた時点でのようかん価格は1本580円、 もなか1個54円) なぜ、こんなに支持され、売れ続けているのか… それは、景気に左右されず、流行を追いかけず、 昔ながらの味を守るために、毎日ていねいに時間をかけてつくり、 つくっている商品が「本もの」だからです。 また、品質の高い材料を仕入れてくれる問屋さんや、 従業員(約30名、内3名が知的障がいある方) を大切にしているからだそうです。 すごい店ですね… この店の「ようかん」なら、食べてみたい!と思いませんか? どんな味がするのでしょうね。 機会があったら、並んでみたいと思いました。 ちなみに、この店では、従業員や家族がようかんを買うときも、 行列に並ばないと買えないそうです。 ようかんは、店舗販売だけですが、もなかは、通信販売を やっているようです。→「小さざ」 |
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