ことば探し
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■2012年02月10日の「今日のことば」■

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「今日のことば」
どんなに的確な指示を出しても、指示を出しただけで
それを理解し行動に移せる人は、会社員の20%ぐらいです。
指示を出してそのとおりに実行してくれる人は、少ないのです。
大半の人は指示を聞いただけで何もしないか、
一応はやってみるけれども、やる気がないので結果が
あまり出ないという人で、だいたい60%ぐらいです。(略)

指示を出してもそのとおりにやれない人の60%は、
普通の一般的な社員です。普通の人は、指示を出しても
なかなか行動に移しません。
通達を出しても、ほとんど行動を変えません。
これが、普通なのだという認識をまず持つことです。

経営者から見ると、できる社員に照準を合わせてしまいがちです。
20%の人は、紙一枚の通達で指示を出しても、
そのとおりにやってくれるわけですから、
やってくれるのが当たり前だと思ってしまいます。
「ちゃんと指示を実行して結果を出している社員がいるのだから、
 やらないのはその社員が悪い」と経営者が思うのは勝手ですが、
そのままでは絶対に業績はあがりません。
指示を出してもそのとおりに実行しないのが普通の状態
なのですから、普通の人にどうやって行動を変えてもらうかを
考えるのが本来の経営者の役割なのです。


出典元 儲かる会社が実践している! 利益を3倍にするたった5つの方法
おすすめ度 ★★★★★  ※おすすめ度について
著者名 大久保 恒夫

まゆの感想
大久保さんは、だから、
「会社を変えるには、大多数の60%の人を動かすことです。
 もし60%の人が動いてくれれば、優秀な20%と合わせて、
 80%の人が行動することになります。
 その時初めて、会社は大きく変わっていくのです」
と、語っています。

では、どうやってその60%の普通の人たちに
行動を変えてもらうか、については、こう語っています。

「まずは、あらゆる機会をとらえて、直接的に現場と
 コミュニケーションを図り、気持ちを伝えます。
 そのための組織や仕組みを工夫してつくりあげます。
 もし、行動に移せない原因があるのなら、その問題を
 解消するお手伝いをして、それが全社共通の問題なら、
 指示の内容を変えて、より実行しやすい方法にする。
 60%の普通の人たちは、経営者がちゃんと
 気持ちを伝えて、納得すれば行動する人たちなのです。
 ですから、普通の社員が動けるための仕組みをつくり、
 経営者の思いを伝えるためのコミュニケーションの
 あり方をどう変えていくか、これは経営者の考えることです」

この本には、お客様本位、現場主義が貫かれていて、
自分もそうしようと思えたし、
今の日本に足りないことはこれだな、とも感じました。
それだけでなく、人に行動に移してもらうときに
大切なことなども書かれていて、本当に参考になりました。

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