■2012年02月06日の「今日のことば」■
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いろいろな現場で進んでいる崩壊状態は、
私たちがこれまで信じてきた社会や経済、あるいは、 教育のしくみや内容が、行きづまっていることの現れです。 経済といえばひたすら右肩上がり、消費は美徳、高学歴匾重… 半ば無条件に受け入れてきた価値観をそろそろ点検して、 再構築する時期なのだと思います。 そして、多くの「壊れかけた自我」を 確立し直さなければならないのです。 価値を点検し、自分の価値観を見直しましょう。 不安や悩み、孤独や差異をおそれることはありません。 ともすれば、私たちはポジティブという名の罠にとらわれ、 物事の暗い面、いやな面、つらい面から 目を背けようとしがちです。 しかし、ポジティブな面とネガティブな面あるからこそ、 社会や人生に深みが生まれるのです。 ネガティブを直視する勇気、 そしてとことん悩む勇気を持ってください。
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暗い面や、いやな面、つらい面、悲しい面など、
自分の本音や思いから目を背けがちですが、 心理学的には、そういうことから逃げず、 自分の本音をちゃんと受け止め、それらの思いを 十分に時間をかけて感じることがとても大事だということです。 そのために、とことん悩みもするし、苦しみもするけれど、 それを超えてこそ、本当の達成感や満足感、 生きている実感を得られるというのです。 半端に悩み、半端に苦しみ、半端に解決すると、 結局また、同じようなことを繰り返すようです。 生きていれば、いろいろあるから、 闘わなければいけないときもあるし、 苦しんだり、落ち込んだり、悲しかったり、 悔しかったり、恥ずかしかったり、後悔したりもします。 それが生きているということかもしれません。 その一つ一つとじっくりと向き合い、受け止めることは、 勇気と根気がいり、時間もかかりますが、 これから先、自分らしく、どっしりと生きていくには、 必要なことではないかと思います。 |
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