■2012年01月16日の「今日のことば」■
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「今日のことば」
脳の働きの本質は「自発性」です。
脳に何かを強制することは、とても難しいのです。 脳はポジティブな期待やほめられた体験を、 とてもよいものとして受け止めます。だからこそ、 「教育過程においては基本的に、ほめることが大切」 といわれているわけです。 もともと人間のモチベーション(やる気)というのは、 その人の好きなことや、人からほめられた体験、人から認められる といったポジティブなものからしか絶対に生まれません。 もし叱るなら、そのやる気を軌道修正する時だけにしてください。 行動自体を否定する叱り方は、やる気を削いでしまうからです。 これは、子どもだけでなく、社会人にも同じことがいえるでしょう。 なぜなら、脳が喜びを感じるためには、 「強制されたものではない」ことが大事だからです。 何をするにしても「自分が選んでいる」という感覚こそが、 強化学習にかかせません。 部下や子どもの主体性を引き出すためには、 どんな小さな事でもいいから自発的にやったことで、 「成功体験」を持たせることが大切。 成功体験なしには、脳は変わってくれないのです。 「喜び」がないと強化回線は回らないのです。
まゆの感想
「強化学習」とは、簡単にいうと、自ら行動して、
「できたっ!やった!嬉しい!」と喜んだときに、 脳の中に、快感を生み出す「ドーパミン」という物質が分泌され、 この快感をまた得たいために、また行動し、その行動が 試行錯誤しつつも練達し、ますます自発的に行動するしていく、 ということらしいのです。 だから、まずは、ほめること、認めることで、 子どもや部下に、喜びを感じさせる「成功体験」させること、 また、自分を強化していくためには、自分でも喜びを感じ、 「成功体験すること」がとても大切だということでした。 毎日の生活の中では、この行動する「喜び」を、 なかなか感じられないし、意識もしません。 ややもすると、こんなことで喜んではいけない、などと、 自分で自分を否定してしまっていることもあります。 でも、実は、小さなことでも、 「やったぁ」「できた!」「うまくいった~」「嬉しい!」 と、「喜びを感じる」ことはとても大切なようです。 この「喜びを感じること」が、成功体験となり、 次につながっていくということですから、 小さな事でも「喜び」を感じていきましょう。 また、誰かさんも「喜び」を感じさせてあげましょう。 それもこちらの「喜び」として。 |
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