■2011年12月02日の「今日のことば」■
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なによりも大事なことは《信用》である。
「過去というものは、手直しも修正も、さらにやり直しも できないのだから、そんなものにこだわらず、今日から 明日に向かって、可能性にチャレンジしたらよい」 と、考える人は多い。 耳障りのいいことばだが、果たしてそうだろうか? 残念ながら、世間はそうは問屋が卸してくれない。 個人あるいは企業の評価は、すべて過去の実績とか 歩んできた道で判断される。 これが《信用》である。 一発勝負はきかない仕組みに、この世はなっている。 だから、過去に失敗や蹉跌がある人は、もうどうあがいても ムダやから、あきらめなはれというわけではない。 逆である。 やり直しも修正もできない過去のことが、 人の信用を左右するなら、いま現在に全力投球して、 これから黄金の過去をつくるしかほかない。 不況の世の中になればなるほど、 やはり信用というものが大きく浮上してくる。 信用おける奴かそうでないか。 これがあらゆるところで決め手になってくる。 「今日は失敗してしまった、まぁ、いいや、 明日から頑張ったらええやないか」 というのは甘えである。 こういう甘えは、これからの世の中ではまず通用しない。 こういう前提のもとに、真剣に努力していくうちに、 少しずつ少しずつ、《信用》というものが、 あなたの身についてくる。
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