■2011年11月24日の「今日のことば」■
前日のことばを見る 次のことばを見る
「今日のことば」
「火付け」
昔 ある新興宗教に凝っている友人がいた 彼が言った 「この宗教の教祖さんはすごい人なんだ 屋外の何もないところに藁を集めて 遠くから2~3時間じっと念力をかけていると そのうちメラメラと自然に火が起きるんだ 種も仕掛けもない どうだ!すごいと思わないか?」 僕は言った 「僕だったらマッチを使って 2~3秒で火をつけられる」 どんなすごい能力を持っていたとしても どんなに難しいことが出来たとしても それだけでは何の意味もない それがどんな効果をもたらすが大事だ 人の役に立ったのか、人が幸福になったのか そこに意味がある
まゆの感想
なるほど、そうだ、
すごいこと、難しいことをやったとしても、 それがただのパフォーマンスであり、 自分の力を誇示するためのものだったら意味がない。 誰かの役に立ったり、力になったり、 心あたたまるものであったり、 勇気づけるものであってこそ、 意味がある、私もそう思う。 この本では、好きな人に「火を付ける」なら、 「君のことが好きだ!」という一言の方が 大きく火が付くと言っているし、 私も、念力で火が付くのを見せられるより、 「あなたのことばで元気がでた」 と言ってもらった方が、やる気という火がつく。 何か、すごいこと、難しいことをして見せるより、 素直な一言の方が、人の心に火をつける、 そんなふうに思ったのでした。 |
|